2014
12.01

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2014
10.02

彼との別れですべてが終わった ―hasunohaへの回答について(8)―

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〈ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず〉

 僧侶への質問コーナーhasunohaに寄せられた質問の骨子です。

「彼との別れですべてが終わりました」

 当山からの回答です。

「終わった〈こと〉、終わらない〈人生

 貴方様が『すべてが終わりました』と言うしかないところに立っておられるお気持は、お察しします。
 しかし、あくまでもすべてをかけていた〈こと〉が終わったのであり、貴方様の〈人生〉が終わったのではありません。

 かつて、太平洋戦争に出征する学生たちはこう詠みました。
『遂(ト)げ得ざる論文を措(オ)きて卒業す悔(クイ)とし言はばかかる悔のみ』(東京商大 唐津常男)
『本つめし箱に蓋(フタ)すとうちうちて最後の針はねもごろにしぬ』(國學院大學 玉井清文)
『教授室に灯(アカリ)あかあかと書(フミ)よます師がおもかげの沁みて思ほゆ』(金沢医大 佐竹隆三)
 学問にかけていた身が、繰り上げ卒業という形で書物から離れざるを得ず、我が人生はここまでと覚悟を決めたのです。
 そして、多くの方々が散華(サンゲ)された一方で、多くの方々が帰還し、続く〈人生〉を生きられました。
 いかに揶揄(ヤユ)されようと亡くなるまで戦友、英霊への思いを唄い続けた鶴田浩二は、14才の頃から目ざしていた俳優への道を離れ19才で学徒出陣し、海軍航空隊の生き残りとして帰還しました。
 そして、22才で難聴になった左耳をかかえながら生涯、〈こと〉にかけて生きたのです。

 小生も、明確な目的を持った受験に失敗した時、自分の〈人生〉に幕が降りたと痛感しました。
 乗客が絶え間なく行き来する電鉄の駅を眺めると、人々は皆、駅の明かりをバックにした影絵のようにゆらゆらする存在でしかありませんでした。
 電車が通ると激しく揺れる小屋のような居酒屋の二階でお題目を唱える女将を見ていると、まるで小さな子が土管の奧へ奧へと進むように、この世からどこまでも遠ざかって行くように思えました。
 もう、生きようがありませんでした。
 それでも、泣きつつ、笑いつつ、縁に助けられながら生きていると、〈人生〉が続いていたと実感させられる〈こと〉が起こるものです。
 小生は20年後にようやく〈終わった日々〉に終わりを告げ、托鉢から真に生き直しを行いました。
 まったく思いもよらぬ成り行きでした。

 貴方様も、終わったと胸に受けとめつつ生きられれば、いつの日かまたきっと〈こと〉が生じるに違いありません。
 仏神は、まっすぐに受けとめて放さない真摯さが新たな縁を招き、新たな世界が開けるよう見守っていてくださると信じています。合掌」

 鶴田浩二は『名もない男のブルース』で唄いました。
「酔いのまわらぬ グラスを重ね
 ぎゃくに淋しく なるばかり
 誰のせいでも ないけれど」
 ワンパターンのセンチメンタリズムですが、「誰のせいでもない」ものを引き受けつつ、一生、「淋しくなるばかり」の時間をくり返すしかない過去は、誰にでもあるのではないでしょうか。
 そのことが起こった当初は、自分のせいにしたり、相手のせいにしたり、社会のせいにしたり、あるいは親やご先祖様のせいにしたり、といった状態でも、長い時が経つと、本当は誰のせいにもできないことがわかり、あとには淋しさを伴ったやるせなさが残るだけになる場合があります。
 生き別れにしても、死に別れにしても、「なぜ、あの一言が言えなかったのか……」という悔いが残ったりして、数十年前のできごとに関する人生相談やご供養に来る方もおられます。
 
 実に、私たちは何度も何度も、幕を降ろしてはまたいつの間にか次の舞台に立っており、そのうちに意志して、あるいは意志せずに幕を降ろすという作業を続けるものです。
 降ろした時は、人生も終わったと感じますが実際は、そうではないのです。
 しかし、数幕あるというのはあくまでも結果論であり、お迎えがくればそれまでです。
 幕が降りた、あるいは降ろした時点では、悲しんだり、苦しんだり、淋しかったり、諦めたりと、さまざまな感慨を持ちつつ、じっと時の流れを観ているしかありません。
 幕間(マクアイ)の時間もまた、まぎれもなく人生の一部なのですから。




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「おん さん ざん ざん さく そわか」※今日の守本尊勢至菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。

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2014
10.01

不戦日本と日章旗

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 9月29日、不戦日本を祈り始めて一週間が経ちました。
 瞼の裏には本尊大日如来日章旗があります。
 この日輪はいったい何か?
 日本の風土、空気、心の気配として、この国に住む人と訪れる人を包む温かな包容力ではないか、そうした人々へ分け隔てなく降りそそぐ慈悲陽光ではないか、と思うようになりました。
 祈願の総数は18691回です。
 日の本の不戦を!世界の平和を!




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2014
10.01

10月の聖語 ―仏法はいつ開く―

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 10月の聖語です。
 お大師様は説かれました。

仏法そのものが自分で世に行き渡ったり、蔵の奥深く隠れたりすることはありません。
 いつの世であれ、人の心が感応すれば現れ、感応しなければ気づかないだけです。
 それは、宝ものがなかなか見つからないからといって、宝もの自身が隠れたり現れたりするのではないのと同じです。
 清浄な心が仏法に感応する時はたちまちにして尊いものが得られ、まごころの蔵が開いて救われるのです」

 以下は原文です。

「法は行蔵(ギョウゾウ)なし、人に随って去来(コライ)す。
 宝の得がたきに似たり。
 得(ウ)るときんば則ち開く」

 さて、真言はよく「おん」から始まります。
 これは「帰命(キミョウ)」といい、まっさらな気持でみ仏へ自分の全存在をお預けするという意味があります。
 私たちは我欲(ガヨク)があり自己中心的なので、なかなかこうはなれませんが、死に神や不条理や矛盾や巨大な壁などに圧倒され、決定的行き詰まりを感じた時などは、否応なくここへ行くものです。

 零戦(ゼロセン)で活躍したAさんからお聞きしました。
「敵艦へ突っこんで行く時はもう、無我夢中ですから、怖いも何もありません。
 よく見て標的をやっつけるだけです。
 しかし、運良く撃たれずに全力で反転上昇する時は、どんな猛者(モサ)でも震えます。
 後からどんどん弾が飛んできて、見えない相手からいつやられるかわからないというのは本当に恐ろしいものです。
 私などはもう『お母(カア)さん!』と叫びましたね。」
 戦闘機に乗っていない母親、あるいは亡くなっている母親は、まぎれもなく、すべてを投げ出す対象である仏神と化しています。
 この心が「おん」であり帰命です。

 合掌し、真言や「南無大師遍照金剛」や般若心経などをお唱えする時、仏法はありありとそこにあります。
 身体と言葉と心が一つになり、清められて行く時、私たちは宝ものと一体になり、仏身に近づきます。
 救いの世界が「則ち開く」のです。




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2014
10.01

10月の守本尊様と真言

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〈次の世代へ伝授される稲架掛け(ハセガケ)の台作り〉

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 10月は、寒露(カンロ)と霜降(ソウコウ)の神無月(カンナヅキ…10月8日より11月6日まで)です。
 10月は戌(イヌ)の月なので、守本尊阿弥陀如来(アミダニョライ)様です。

 阿弥陀如来様は、『遍處行智力(ヘンショギョウチリキ)』をもって、人々がどのような世界へ行こうとしているかをご覧になり、地獄界や餓鬼界などの悪しき世界へ入らぬよう、お導きくださいます。
 正しく念ずるならば、そのお力により、必ず善き所へ連れて行ってくださるのです。
 また、阿弥陀如来は、戌年生まれの善男善女を一生お守りくださる一代守本尊様でもあり、身体においては、主として足をお守りくださいます。
 ご供養し、ご守護いただき、心豊かに、無事安全に過ごしましょう。

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 写真は、永代供養を行ってご加護を受けるため、当山の講堂へ納められた阿弥陀如来様です。
 総丈は約35㎝あり、日本で唯一、護摩を焚いてできた灰が体内へ納められています。(奉納受付中)

 10月の守本尊阿弥陀如来(アミダニョライ)様をご供養しお守りいただきたい時、願いを成就させたいと念じる時、つらい時、悲しい時、淋しい時は、合掌して真言(真実世界の言葉)をお唱えしましょう。
 たとえ一日一回でも、信じて行なえば、ご本尊様へ必ず思いが届きます。
 回数は任意ですが、基本は1・3・7・21・108・1080回となっています。

「おん あみりたていせい から うん」

今月の真言をお聞きになるにはこちらをクリックしてください。音声が流れます


※お聞き頂くには 音楽再生ソフト が必要です。お持ちでない方は、
 こちらから無料でWindows Media Player がダウンロードできます。





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