FC2ブログ
--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012
12.19

専業主婦への回帰 ─ストリンドベリが書いた『改革の試み』─

20100601-1.jpg

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所によれば、「第4回全国家庭動向調査」(平成20年7月に実施)において「夫は外で働き、妻は主婦業に専念すべきだ」とする既婚女性の割合が増加に転じています。
 前回調査(平成15年)よりも3・9ポイント上昇の45%です。
 29歳以下は47・9%に達し、5年の間に12・2ポイントも増加していました。
 平成5年には53・6%、平成15年には41・1%と減少傾向が続いていたが、初の増加となりました。

 20世紀初頭まで活躍したスウェーデンの作家ヨハン・アウグスト・ストリンドベリに『改革の試み』という小説があります。

 パリに一人の進歩的な娘がいました。
「世の女性たちは男に媚びて自分の幸せを掴もうとしてばかりいる。
 私には我慢できない。
 男などの世話にならず、独力で生活しよう。」
 そして、造花の稽古に励んでいました。
 また一人の男性画家がおり、装いと男にしか関心のない女性を嫌っていました。
 こんな二人はめぐり会い、アパートで共同生活を始めました。
 部屋は夫婦それぞれ別です。
 おはようと朝に挨拶し、妻は市場へ買い物にでかけ、夫は部屋の掃除をし、朝食が終わればそれぞれの仕事にかかります。
 昼食時には妻がお湯を沸かし、夫は食卓の準備をして、午後3時には一緒にお茶を飲みます。
 夕方は連れだって散歩し、食事が終われば「お休み」と各自の部屋へ帰ります。
 友人たちは「あれそこが理想の生活である」と羨ましがっていましたが、そのうちに妻の様子がすぐれなくなりました。
「風邪だろうか?」
「風邪ではなかろう」
「おかしなばい菌のしわざか?」
 こんな噂がたったのもつかの間、妻は子どもを産みました。
 妻は泣き出します。
「こんなことになったら、私はもう、仕事でお金儲けができない」
 夫は優しくいたわります。
「心配しなくてもいいよ。
 ぼくがちゃんと君を養ってあげるからね」


 改革という言葉が紙よりも薄く軽くなり、いかがわしさや腐臭さえ漂わせ始めた昨今、およそ100年前の小品は、遙かな東洋の島国日本でますます重みを増しています。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃ まり ぼり そわか」※今日の守本尊虚空蔵菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。





[投票のご協力をお願いします。合掌]

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へにほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 真言宗へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 悩み・苦しみ・迷いへにほんブログ村



blogram投票ボタン



スポンサーサイト
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。