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2016
09.02

9月の守本尊は不動明王様です

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 9月は、白露(ハクロ)と秋分の長月(ナガツキ…9月7日より10月7日まで)です。
 9月は酉(トリ)の月なので、守本尊不動明王様です。

 不動明王様は『種々界智力(シュジュカイチリキ)』という、人がいかなる世界の住人であるかを知る「智慧の力」と、無限なる「慈悲の力」を発揮してお救いくださるみ仏です。
 たとえば、地獄界にいる人にとっては光明こそが救いであり、餓鬼界にいる人にとっては飲食できることが救いです。
 住む世界によって何が救いになるかは違います。
 戦乱の中にあれば平和、いじめられている人にとってはいじめの終熄が最も切実な望みです。
 大日如来様の使者である不動明王様は、一人一人の救いとなるものをよく見極め、力をお与えくださいます。

「燃えるが如(ゴト)き境地なる○常に火生(カショウ)の三昧(サンマイ)に○住(ジュウ)し如来(ニョライ)の命(メイ)受けて○意(ココロ)の内(ウチ)と外にある○一切世界の障害と○汚れをすべて焼き尽くし○魔を打ち砕くその威力○大力(ダイリキ)にして威猛(イモウ)なり」


(火が燃えるような境地である火の心に成りきり、大日如来の命令によって、私たちの心の内側と外側にあるすべての世界の邪魔ものと、汚れをすべて焼き尽くし、迷わせ苦しめる魔ものを打ち砕く威力は無限の力を持ち、その強さ、激しさはたとえようもない)

 子供が駄々をこねた時、「よしよし、いい子だね」と優しく接して不満を解消させ、態度を改めさせるのも、一法ですが、それでも聞き分けがなかったり、納得させる時間的余裕がなかったりすれば、「ダメッ!」「コラッ!」と叱りつけて場面を転換せねばなりません。
 私たちの心と、生きる現実世界がこうなっているように、み仏の世界でもまた、観音様やお地蔵様は前者の役割を務め、お不動様は後者の役割を務めてくださいます。
 何とありがたいことでしょうか。 
 私たちの心が万華鏡に似ているのと同じく、み仏の世界も多様性に富んでおり、それを示すのがマンダラです。
 私たちはマンダラの前に座り、じっと心を澄ませると、マッサージでツボが刺激されて身体のはたらきが活性化されるように、心の豊かさを取り戻せます。

2016-09-02-0002.jpg

 また、不動明王様は、酉年生まれの善男善女を一生お守りくださる守本尊様でもあり、身体においては、主として胴体をお守りくださいます。
 ご供養し、ご守護いただき、文化の幸(サキ)わう月を心豊かに、無事安全に過ごしましょう。
 また、数え年才3・12・21・30・39・48・57・66・75・84・93・102の方々を今年一年、立春から節分までお守りくださいます。

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 写真は、永代供養を行ってご加護を受けるため、当山の講堂へ納められた不動明王様です。
 総丈は約35㎝あり、日本で唯一、護摩を焚いてできた灰が体内へ納められています。(奉納受付中)〉

 9月の守本尊様をご供養しお守りいただきたい時、願いを成就させたいと念じる時、辛い時、悲しい時、淋しい時、あるいは感謝したい時は、合掌して真言(真実世界の言葉)をお唱えしましょう。
 たとえ1日1回でも、信じて行なえば、ご本尊様へ必ず思いが届きます。
 回数は任意ですが、基本は1・3・7・21・108・1080回となっています。

「のうまく さんまんだ ばざらだん かん」

今月の真言をお聞きになるにはこちらをクリックしてください。音声が流れます


※お聞き頂くには 音楽再生ソフト が必要です。お持ちでない方は、
 こちらから無料でWindows Media Player がダウンロードできます。





 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「おん あみりたていせい から うん」※今日の守本尊阿弥陀如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=4OCvhacDR7Y





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2016
06.30

7月の行事予定 ─例祭・書道教室・寺子屋・居合─

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〈広島平和記念公園の遭難横死者慰霊供養塔。訪れる人の影もない〉

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〈公園内を足早に行くネコ。全身から警戒心が滲み出ている〉

 平成28年7月の行事予定です。

[第一例祭] 2016/7/3(日)

 今月の守本尊である大日如来(ダイニチニョライ)様のわかりやすい経典や真言などを読誦してご加護をいただきましょう。
 護摩の火に守られ、太鼓の音と共に般若心経をお唱えすると心身がリフレッシュされますよ。
 参加は自由です。
 願い事を書く護摩木は一本300円です。
・送迎申込 開始30分前に地下鉄泉中央駅そばの『イズミティ21』前へ送迎車がまいります。
 乗車希望の方は前日午後5時までに必ずご連絡ください。

[書道・写経教室] 2016/7/3(日)午後2:00~午後3:30

 髙橋香温先生の熱意と誠意を感じられる貴重な時間です。
 書道の基本を学び、100文字の写経も行います。
 イス席もありますので、お気軽にご参加ください。
・場  所  大師山法楽寺
・指  導  書道師範高橋香温(温子)先生
・ご志納金 1000円(未成年者500円)
(毎月第一日曜日午後2時から開催します)
・送迎申込 開始30分前に地下鉄泉中央駅そばの『イズミティ21』前へ送迎車がまいります。

[第七十七回寺子屋『法楽館』 ―これからの生き方について─] 2016/7月9日(土)

 今月は、当山の開基二十周年を記念して、講演会を行います。
 東日本大震災から五年が経ちました。
 大自然と原発事故の凄まじい破壊力によって立ち止まらせられた私たちは、その後、できごとをどうとらえ、私たち自身の生き方をどう考えてきたでしょうか?
・時  間 13時~15時(開場12時30分)
・場  所 日立システムズホール仙台
・コーディネーター 白鳥則郎様(東北大学名誉教授)
・講  師 山内明美様(大正大学人間学部准教授)
      渡辺祥子様(アナウンサー・朗読家)
      遠藤龍地(法楽寺住職)
・ご志納金 無料
※お問い合わせが相次いでおりますので、どうぞお早めにおでかけください。

[第二例祭] 2016/7/16(土)午後2:00~3:00

 今月の守本尊である普賢菩薩様のわかりやすい経典や真言などを読誦してご加護をいただきましょう。
 護摩の火に守られ、太鼓の音と共に般若心経をお唱えすると心身がリフレッシュされますよ。
 参加は自由です。
 願い事を書く護摩木は一本300円です。
・場  所 大師山法楽寺
・送迎申込 開始30分前に地下鉄泉中央駅そばの『イズミティ21』前へ送迎車がまいります。
 乗車希望の方は前日午後5時までに必ずご連絡ください。

[第三回瞑想会『新法楽塾』] 2016/7/20(水)午後2:00~3:00

 土日以外の日に瞑想を行いたいというご希望があり、平日の午前中に設定しました。
 阿字観(アジカン)を中心として行いますので、関心のある方はどうぞおでかけください。
・場  所 当山講堂(イス席もあります)
・参加費 千円 中学生以下五百円
・送迎申込 開始30分前に地下鉄泉中央駅そばの『イズミティ21』前へ送迎車がまいります。
 乗車希望の方は前日午後5時までに必ずご連絡ください。

[機関誌『法楽』の作製] 2016/7/25(月)午前9:00~

 講堂にて、機関誌『法楽』を作り、機関紙『ゆかりびと』と共に発送しますので、ご協力をお願いします。
『実語教・童子教』も共に学びましょう。
 おかげさまにて、『法楽』は第319号、『ゆかりびと』は第182号となります。
・場  所 大師山法楽寺

[お焚きあげ] 2016/7/30(土)午前10:00~10:30

 最終土曜日、お不動様の前で「供養会」を行い、「お焚きあげ」を行います。
 人形や手紙や写真や時計、あるいは御守や御札や仏壇や神棚など、燃えるものも、燃えないものも大丈夫です。
 一緒にお不動様のお経を読み、真言を唱えましょう。
※お焚きあげをご希望の方は、必ず電話などで日時を連絡の上、お品をご持参、あるいはお送りください。
 当日とは限らず、いつでも結構です。

[隠形流(オンギョウリュウ)居合道場]

 仏法に生きる身と心をつくるために行います。 
 九字を切り、守本尊様のご加護をいただく密教独自の剣法です。
 高齢者の方々や女性が多く、厳しいながらも和気藹々(ワキアイアイ)と稽古しています。
 入門ご希望の方は、事前に連絡の上、まず、見学してください。
・日  時 毎週金曜日 午後6:00~8:00
・場  所 日立システムズホール仙台(29日のみ旭ヶ丘市民センター)




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「のうまく さんまんだ ぼだなん あびらうんけん」※今日の守本尊大日如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=LEz1cSpCaXA





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2016
06.25

新月からの修行 ─16日間の心─

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 新月から満月までの16日間にわたって瞑想修行をしませんか。

 私たちが霊性そのものになれば、円満して欠けるところのない大日如来の心になれます。
 生き仏になるのです。
 しかし、簡単にはそうなれません。

 さまざまな行者、聖者が思考と修行を重ね、感得した経典が『金剛頂経(コンゴウチョウキョウ)』と『大日経(ダイニチキョウ)』です。
 今回は、この『金剛頂経(コンゴウチョウキョウ)』にもとづいて表された金剛界マンダラの中心にある「成身会(ジョウジンエ)」というマンダラに描かれた菩薩(ボサツ)様方に導かれて円満な心をつくる修行法を公開します。

 完成された智慧を表す成身会(ジョウジンエ)の中心には大日如来がおられ、その四方に阿閦如来(アシュクニョライ)、宝生如来(ホウショウニョライ)、無料寿如来(ムリョウジュニョライ)、不空成就如来(フクウジョウジュニョライ)がおられます。
 4尊は、大日如来の智慧を4つの方面から、私たちにわかりやすく示しておられます。

1 阿閦如来(アシュクニョライ)は、大円境智(ダイエンキョウチ)を示します。
 これは、モノが鏡に映るように、ありのままに観る智慧であり、これがあってこそ、私たちの生活は成り立ちます。
 真理・真実にそぐわない勝手なものの見方を離れ、よき願いを持ちたいものです。

2 宝生如来(ホウショウニョライ)は、平等性智(ビョウドウショウチ)を示します。
 これは、人間もネコもスズメも、それぞれに存在していることは平等であると観る智慧であり、ここからあらゆる創造が可能になります。
 自己中心的でなく、自分をも含めて客観的に広く眺める視点を持ちたいものです。

3 無料寿如来(ムリョウジュニョライ)は、妙観察智(ミョウカンザツチ)を示します。
 これは、それぞれのものがそれぞれなりに独自のありようで存在していることを観る智慧であり、ここに活きたコミュニケーションが生まれます。
 苦しみや楽しみのさまざまなありようを眺め、生きとし生けるものへ慈悲をもって接したいものです。

4 不空成就如来(フクウジョウジュニョライ)は、成所作智(ジョウショサチ)を示します。
 これは、あらゆるものがそれぞれ固有のはたらきを持って存在していることを観る智慧であり、ここからあるべき行動が導き出されます。
 生きとし生けるものが尊い役割を果たしていることを理解できれば、自分にも自分なりの他に代えがたい役割があると気づくことでしょう。

 この4尊それぞれが、私たちの心に感得しやすい四菩薩(ボサツ)を生じさせてくださいます。
 だから、私たちが4×4の16菩薩(ボサツ)に成りきれれば、大日如来の智慧に近づくことができます。
 以下、1、2、3、4それぞれの如来様の智慧をつくる修行に入りますが、月の満ち欠けと現在、一般的に使われている暦の日付とがずれていることを承知しておいてください。
 今の暦は太陽暦であり、太陽の運行に合わせているので、ずれが生じるのはやむを得ません。
 新月の日をもってスタートし、月が満ちて行くように、円満な智慧を獲得しましょう。
 ちなみに、次の新月は7月4日の20時1分( 中央標準時)です。

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○第一日…阿閦如来(アシュクニョライ)の世界

 金剛薩捶(コンゴウサッタ)のお姿を胸に引き入れ、その徳を思い、真言を唱えましょう。
 この方は、金剛のように堅固な菩提心(ボダイシン…悟りを求める心)を持ち、普賢菩薩(フゲンボサツ)と同体であると見なされています。
 大日如来の説法を聴き、私たちへ伝えてくださる使者の役割を果たしておられます。
 右手に持つ金剛杵(コンゴウショ)は如来の智慧を表し、左手に持つ金剛鈴(コンゴウレイ)は、私たちの迷妄に気づかせ、まっとうに生きようという心を起こさせます。
 菩薩(ボサツ)の「五大願」を発しましょう。
 
 衆生無邊誓願度(シュジョウムヘンセイガンド)…生きとし生けるものは無限にいますが、誓って救います。
 福智無邊誓願集(フクチムヘンセイガンシュウ)…福徳と智慧は無限にありますが、衆生のために誓って集めます。
 法門無邊誓願覺(ホウモンムヘンセイガンガク)…み仏の教えは無限の量ですが、誓って学びます。
 如来無邊誓願事(ニョライムヘンセイガンジ)…み仏は無限におられますが、誓ってお仕えします。
 菩提無上誓願證(ボダイムジョウセイガンショウ)…み仏の悟りは無限の高みにありますが、誓って体得します。

 真言は「オン バザラサトバ アク」です。

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○第二日…阿閦如来(アシュクニョライ)の世界

 金剛王菩薩(コンゴウオウボサツ)のお姿を胸に引き入れ、その徳を思い、真言を唱えましょう。
 この方は、一切の如来を引き寄せる力を持っているために、自利行を自在にできます。
 衆生へ利益を自在に与えられるので、利他のために衆生を引き寄せることも自在にできます。
 だから、鉤(カギ)のように引き寄せる形の印を結びます。
 衆生を仏道へ引き入れるための善行である「四摂事(シショウジ)」を誓願しましょう。

 布施(フセ)…教えを与え、物資を与える。
 愛語(アイゴ)…思いやりのある言葉をかける。
 利行(リギョウ)…身体と言葉と心を用いて衆生へ利益をもたらす。
 同事(ドウジ)…相手と同じ立場に立って利益をもたらす。

 真言は「オン バザラアランジャ ジャク」です。




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「のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃ まり ぼり そわか」※今日の守本尊虚空蔵菩薩様の真言です。
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https://www.youtube.com/watch?v=IY7mdsDVBk8





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2016
04.18

ペット葬のこと

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〈四国の霊場で出会った白猫〉

 このところ、ペット葬(ペットのご葬儀)が相次いでいる。
 仙台在住のAさんは、15年の生涯をまっとうした猫を送るため、化粧を施し、丸くなって寝ているかのような風情をまとったご遺体を連れてこられた。
 短い願文(ガンモン)を唱えると、列席者皆さんのすすり泣きが聞こえた。
「あなたは家族、あなたは友、~」
 心からそう思う。

 大崎市在住のBさんは、何年も手放せないでいたワンちゃんのお骨を抱えてご来山し、ご葬儀と共同墓へのお納骨を申し込まれた。
「C君は長い闘病生活を送り、病院で亡くなりました。
 家族は誰も見送ってやるることができませんでした。
 生きている間はずっと私たちを見守ってくれていたのに、最後に何もしてやれないことを悔やんでいました。
 これでようやく、罪滅ぼしというか、肩の荷が下りた感じがします。」

 昔は、一族郎党を意味する眷属(ケンゾク)という言葉で、馬や牛、そして犬や猫を呼んだが、今はペットと言うしかない。
 ペットとは愛玩動物のことである。
 イメージとしては、言葉どおり〈愛でられるべきいのちあるオモチャ〉という風情である。
 しかし、今やペットたちの存在感と存在意義はそうした範疇を遥かに超えている。
 願文のとおり、家族であり、友なのだ。

 そうした〈家族〉を失った時、ペットロス症候群に結びつく凄まじい空虚観を味わう場合がある。
 離れて暮らす家族や親族や友人などと比べようもないほど大きな衝撃を受ける場合すらある。
 そして、人間ならお戒名を授与されご葬儀を行い、火葬して埋葬するという手順を踏むうちに、だんだんと事態がおさまりを見せるものだが、ペットについてはそうした〈安心をもたらす手順〉が知られていない。
 だから途方に暮れ、人生相談を申し込まれる。

 そんな時はお応えする。
「人間は大日如来か、その顕れであるみ仏に導かれて成仏への道を歩みますが、眷属の場合は、お地蔵様がお導きくださいます。
 お地蔵様の修法を行えば、亡くなった方が安寧を得られるのはもちろん、送る皆さんも必ず何かしら安心のきっかけをつかめることでしょう。」
 そして、ご葬儀に参列された方々は修法後、異口同音に言われる。
「やっていただいて安心しました。」

 ぜひ、お地蔵様と感応する送りの場を体験していただきたい。
 確かな救いを感じていただきたいと切に願ってやまない。




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「おん さん ざん ざん さく そわか」※今日の守本尊勢至菩薩様の真言です。
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https://www.youtube.com/watch?v=qp8h46u4Ja8





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2016
03.04

【現代の偉人伝】第222話 ─親を『福祉墓』へ納めた方─

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 過日、まだ寒い日に『福祉墓』へお納骨を行った。
 雲が低く垂れた空の下、10人ほどの参列者は襟元を押さえている。
 一人、喪主の息子Aさんだけがコートも羽織らず、昂然と胸を反らし、一時間以上も前から現場へ来て掃除などの準備をしていてくださった石屋さんが手際よく白い布袋を納める様子に見入っている。
 その間、若干の説明をする。

「このご本尊様は、胎蔵界(タイゾウカイ)の大日如来です。
 本堂の本尊である金剛界(コンゴウカイ)の大日如来様とは手に結ぶ印が違います。
 金剛界はエネルギーの循環を〈動〉の世界として表現していますが、胎蔵界はバランスのとれた世界全体を〈静〉の世界として表現しています。
 胎蔵界の大日如来様は〈静〉の世界の中央におられ、世界全体を統べると共に、全体の体現者でもあります。
 手に結ぶ印は瞑想における根本印であり、心が最高に鎮まった状態を示します。
 だから私たちは、少しでもそこへ近づこうと願い、この〈定印(ジョウイン)〉を結びながら各種の瞑想を行います。
 大日如来様のご守護のもとで眠る故人は、必ず、この上ない安心の境地へ向かわれることでしょう。
 それではこれから修法に入ります。
 途中でお声をかけますので、どうぞ皆さん、その時にお線香を捧げてください」

 ご本尊様の正面に立つ。
 結界を張り、洒水(シャスイ)加持(カジ)を行い、大日如来の法に入った途端、幕が開くように陽光が射す。
 瞼の裏側が明るくなり、風にさらしている頭や首筋あたりが温度を感じる。
 今までもこうしたことはたびたび体験しているので驚かない。
 ただ、ありがたいという気持は起こる。

 正面の笹倉山から次々に黒ずんだ雲が湧き上がり、流れてくるのに、空全体を覆うには至らず、覗いた太陽はずっと輝き続けた。
 お焼香も終わり、お納骨の修法は無事、済んだ。
 皆さんの方へ向き直ると、さすがに安堵の空気を感じる。
 もちろん、小生も安堵した。
 Aさんの目がいくらか潤んでいる。

 お通夜で聞いた叔父さんの言葉を思い出す。
「こいつはたった一人で、早くに倒れた父親を看てきました。
 はたらきながら。
 愚癡一つ言わず、何もかも父親に捧げたんです」
 その時に、Aさんに漂う巖(イワオ)のような雰囲気がどこから来ているか、やや理解できた。

 お納骨が終わった今、巖はやや緩んでいる。
 心理学者河合隼雄の言葉を思い出す。

「関係を永続させようとすることが愛情ではないかというふうに考えてます。」


 この言葉は、死にたいと訴える患者さんに対してそれを押し止める自分の態度を論理的になかなか説明できないと吐露する場面で出てきた。
 一種の混乱状態にある相手に向き合っていると、自分も少しおかしくなってくる。
 それでも治療者は〈一本の線〉を通し続けねばならないと言う。
 もしも〈線〉が崩れれば、患者も治療者も危うくなる。
 この〈線〉が何であるかは言葉にしきれない。
 河合隼雄にとっての〈線〉は、相手を見捨てず「関係を永続させようとする」意思、すなわち愛情ではなかっただろうか。
 死へ赴こうとする人に対して、死んではならない理由を〈説明〉するのではなく、〝あなたとの関係を失いたくない〟と接する〈態度〉が相手を救う。
 その救済は、根気も智慧も思いやりもすべてを総動員するの仕事であるといえるのではなかろうか。

 Aさんがどのように生き、どうのように父親を見守ってきたのか、想像もつかない。
 確かなのは父親と息子の「関係を永続させよう」とし、決して見捨てなかったという事実である。
 もちろん、これからも「関係」は途切れない。
 また、生き仏にお会いさせていただいた。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
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「のうまく さんまんだ ばざらだん かん」※今日の守本尊不動明王様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=EOk4OlhTq_M





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