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2016
09.01

正義感だけでいつも勝てはしない ─9月の運勢─

2016-09-01-00022.jpg
〈金森選手と加藤コーチ。東京スポーツ新聞様よりお借りして加工しました〉

 今月は、素朴な正義感や高邁な理想だけではなかなか太刀打ちできない場面があるかも知れません。
 そこで依怙地になれば、墓穴を掘ってしまう場合すらあり得ます。
 こうした時期には冷静で適切な戦略がことの成否を分けます。
 戦術に長けているだけでは成就へたどりつきにくい場面がありそうです。
 何よりも武将智慧が必要であり、腕に覚えのある武術者といえども、武将を選んで時を待つべきでしょう。

 戦国武将馬場美濃守信春(ババミノノカミノブハル)は、戦略戦術両方の達人でした。
 武田信虎、信玄、勝頼と三代にわたって仕え、上杉、今川、徳川、北條との七十数回にわたる戦いを指揮してかすり傷一つ負わず、不死身と称されていました。
 その信春は、織田との「長篠の戦い」において、利あらずと見破り、勝頼に帰城を具申しましたが聞き入れられません。
 案の定、織田の鉄砲隊に翻弄され、たちまち敗勢に陥りました。
 ついに決心してしんがりを務め、主君を逃がした後、追いすがろうとする織田軍へ反転突撃し、見事な最期を遂げました。
 武将として実にあっぱれなはたらきぶりであり、進退もまた、この上ないものだったと言うしかありません。

 オリンピック女子200㍍平泳ぎにおいて金メダルを獲得した金藤理絵選手(27才)は、9年前に日本代表となって以来、自分より若い日本人選手に負け、代表の座を失い、加藤健志コーチとぶつかり、いくたびもの挫折を繰り返してきました。
 それでも加藤コーチへの信頼を保ち「お前は世界一持久力があるから、最初の50メートルさえ出遅れなければ、絶好調でなくとも絶対に負けない。あとはそれをお前が信じろ」という指示どおりに泳ぎ切りました。
 二人は戦略を定め、戦術を磨いてきたと言えましょう。
「ラスト50メートルは、このためにいろいろときつい練習をやってきたんだと思って泳ぎました。
 絶対に出し切って最後タッチするんだと。
 もし昨年の世界選手権でへたにメダルを取っていたら、今の自分は絶対になかったと言えます。」
 コーチの談話です。
「人ってこんなにも変われるんだなと。
 あいつはスーパースターじゃないし、器用でもない。
 でも努力をすることで五輪の金を取れるということをあいつが証明してくれた。」
 信春や金藤選手に学び、困難にぶつかっても、戦略戦術を考えてやりぬきましょう。

 ところで、9月20日からは動物愛護週間が始まります。
 動物と人間の関係を考え、共生のありがたさを思い、感じる時期にしたいものです。
 ただし、「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。
 第5代将軍徳川綱吉は、犬公方(イヌクボウ)と呼ばれるほどの犬好きで、「生類憐れみの令」を発し、8831人もの入牢者を出しました。
 この頃、有名なことわざができたそうです。
 「犬も歩けば棒に当たる」
 うかうかしていると、いつなんどき、酷い目に遭うかわからない、というものです。
 「くわばら、くわばら」と厄除けを願う庶民の声が聞こえてきそうです。
 皆さん、棒に当たりませんよう。




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「おん あみりたていせい から うん」※今日の守本尊阿弥陀如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=4OCvhacDR7Y





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2012
12.29

平成25年(2013年)の運勢について ─どんな年になりそうか─

20121229002.jpg

 平成25年(2013年)の運勢についてポイントを記します。

1 新たなものがどんどん伸びる年になることでしょう

 あたかも地中から芽が出て茎が伸び花が咲くような自然な動きですが、肝腎なのは、そもそも種自体に備わった力が〈因〉としてあればこそ花へ至るのであり、水も養分も光も温度も、あくまでも〈縁〉であるというところを勘違いしないことです。
 私たちの生活にあてはめれば、たとえば小さな子どもがお習字やピアノや水泳などが上達した場合、親や先生の指導が不可欠なのは当然としても、小さな子どもの身体と心にすばらしい〈可能性〉が秘められていたことに驚嘆し、尊ぶ気持を持ち続けたいものです。
 同じように、誰かの何かを応援する場合は、「私がこれだけしてやっている」と考えるのは邪心であり、縁の一端を担わせていただくことへの感謝を忘れないようにしないと、誰も望まない残念な方向へ進みかねません。
 あくまでも恩を着せず恩を忘れないのが人の道であって、恩を着せた瞬間に、残念ながら、善行は悪行へと裏返ってしまいます。
 仏法では、善悪の基準はあくまでも動機にあり、我(ガ)という穢れのない考えや言葉や行いこそが自他へ善なる結果をもたらす善行となります。
 相手が動植物であれ、人間であれ、組織であれ、真の善行をほどこせば大いに伸び、喜びや満足感や誇りを与えてくれることでしょう。

2 悪しきものも、縁次第でどんどん伸びる可能性があり、悪しきものと縁にならぬよう、あるいは悪しきものの根は早めに断つよう、注意してかかりたいものです

 最も注意したいのは、不満が裏返った高慢心です。

 漫画家小林よしのり氏が、12月27日付の朝日新聞「ネット右翼ともたれ合う」で鋭い指摘をしています。
「グローバリズムや小泉構造改革の影響で、安定した仕事につけず人間関係でも孤立した人々が急増した。
 そんな人々の一部が『誰からも必要とされない無価値な自分』に履かせるゲタとして愛国心を使い、他人をたたいて憂さを晴らしている。
『国を愛し、行動する自分は、そうでない人々より価値がある』というわけだ。」
「わしは漫画で安倍氏を批判しているから、わしがネットで生放送をすると大挙して押し寄せ、中傷のコメントで画面を埋め尽くしてしまう。
 まるで暴走族だよ。
 現実との接点が乏しいから、陰謀論にもはまりやすい。」
「共同体を失って砂粒のようにばらばらにされ、他人に認められたい願望がまったく満たされない。
 そんなネット右翼のような人間たちの個をどう安定させるか。」

 大津市の中学2年生が自殺した問題では、学校や市教委へ抗議の電話やメールが殺到して業務へ深刻な影響を及ぼし、学校爆破を予告する脅迫事件まで発生しました。
 あまつさえ、19才の少年が「いじめ問題で真実を隠していると思う。許せない」と沢村憲次教育長をハンマーで襲撃する暴挙に出ています。
 この自殺といじめは、警察がたくさんの生徒たちへ大々的な捜査を行った極めて象徴的な事件であり、今後の教育と捜査のありようを考える重大な問題をはらんでいます。
 生徒も、先生も、父兄も、社会も、精神的に未熟な子供たちが起こしたり巻き込まれたりし得る刑事事件と本来の教育のありようを、冷静に慎重に深く考慮し、速やかに手を打たねばなりません。
 それ以外、こうした不幸をくり返さないためのスタートラインに立つ方法はありません。

3 正義感高慢心について要注意

 私たちが正義のありかを考え、正義の実現のために私欲を捨てた行動をとることは、人間として尊いことです。
 しかし、正義の旗を立てて不正義を攻撃する際に、自分自身をふり返らねば、結局は正義の実現から遠ざかるばかりか、自分が新たな不正義を行いかねません。
 前に挙げた小林よしのり氏への〈暴走族的〉攻撃は、原論の自由を暴力的に破戒する行為であり、不正義です。
 学校の爆破予告も、教育長への暴力も、明らかに不正義です。
 何かを「けしからん!」と憤ったならば、まず、自分のそうした判断が本当に正しいのかどうか、調べる必要があります。
 なぜなら、人間は皆、仏神ならぬ未熟な存在だからです。
 しかも、怒りはたやすく思考停止させ、これまでやってきた自分の善行を帳消しにするばかりか、他人の心身を傷つけるという悪行へと走らせるからです。
 至心に調べれば、必ず、謙虚になります。
 なぜなら、「自分がいかに知らなかったか、今もいかに知らないことが多いか」がわかるからです。
 そして、思考と行動が胆略的につながらず、軽挙妄動はできなくなります。
 また、調べるのと同時に、居丈高になっている自分に高慢心はないかどうか、ふり返りたいものです。
 高慢心は他を貶めて自分を高くしようとする自己中心的心理から発しており、創造的発想も、自他を救う行為も、もたらしはしません。
 結局、憂さ晴らしに走り、他人様へ迷惑をかけ、悪しき業(ゴウ)を積んで終わりになってはどうしようもないではありませんか。

4 心のトレーニングにより、よりよく生きて、よりよい社会をめざしましょう

 特に、政治や宗教やマスコミが歪んだ正義感を利用すれば恐ろしい成り行きになりかねません。
 停滞から発展へと切り替わる今年の運気に乗って伸ばしたいものと、伸ばしてはならないものとをきちんと見分け、よりよく生きられるよう心のトレーニングを行い、よりよい社会をめざしたいものです。




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2012
01.30

ネコとクジラ ─独りよがりの正義感─

 Cさんは一人暮らしで、家の中にネコ、外にイヌを飼っています。
 最近捨てられたネコが家へ侵入して飼いネコと大騒動になり、困っています。
 ある日、二人組の宗教勧誘員がやってきました。
 ごめんくださいと玄関を開け、「ほら、ほら、早く入りなさい」と野良猫を家の中へ促しています。
 寒い日なので、外で入りたがっていたネコをかわいそうと思ったのです。
「入れられないんです」
 Cさんが言うと、イヌを目にしている彼女らは諭しました。
「イヌもネコも皆、等しく尊いいのちです。
 あなたは寒くて震えているネコをそのままにしておけるのですか?」
 あなた方は知らないだろうけど、捨てられたネコを入れると殺し合いになるのですよと教え、彼女らにお引き取り願いました。
 そして思いました。
 私が玄関へ出て行くのが遅れていたら、きっと彼女たちは善意で外のネコを入れたことだろう。
 その結果について、彼女たちはどう責任をとったのだろうか。

 Cさんから聞いて思いました。
クジラと同じだ」
 NGOグリーンピースは環境保護を旗印にして年間数百億円もの資金を集め、正義の名のもとに世界中で活動を行っています。
 評価される面もありますが、日本の捕鯨を標的にした行動は常軌を逸しており、映画を作る際は、善良な漁師の町の人々をすっかり騙しました。
 相手の精神的・物質的被害やダメージを無視して自分の主張のみを一方的にぶつける暴力的姿勢はやはり、糾弾されるべきです。
 偏狭正義感の暴走は危険でなりません。
 Cさんと似た状況にある当山は、身にしみてわかります。
 主張する内容と同じく、主張する方法もいかに正しくあるか、気を配りたいものです。

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「のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん あり きゃ まり ぼり そわか」※今日の守本尊虚空蔵菩薩様の真言です。
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