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2014
06.01

お互いを生前戒名で呼び合い、生き直しをするご夫婦

20140531001.jpg
〈『七ツ森の湯』の湯加減は?〉

 真夏の暑さに包まれた快晴のある日、Aさんご夫妻へ生前戒名をお渡しした。
 ご主人が定年となって一年が経ったことを機に、ご夫婦で話し合い、それぞれがこれまでの生き方をふり返り、生き直そうと決めた。
 ご主人は、仕事ばかりで家庭を省みなかった点を考え、子供たちが独立した今、妻へ〈埋め合わ〉せをしたいと願う。
 奥様は、子供へつきっきりになり、次は孫のところへ出かけてばかりいたが、今度は夫のための自分をきちんと磨いて行きたいと願う。

 お寺巡りは一年かけていろいろやった。
 墓地の見学もした。
 仏教や老後に関する講演会にもでかけた。
 そして、ある時、知人から当山の機関誌『ゆかりびと』を見せられて人生相談にでかけ、『戒名の真実』を読んで驚き、初めて生前戒名の深意にきづかれたのである。

 戒名はご本尊様の前で受けたいと願われ、授戒を行った。
 人が人であるための根本として、感謝を忘れぬこと。
 心を野放しにしないための戒めを忘れぬこと。
 そして、供養すなわち人生修行を行うこと。
 これらをお伝えした。
 いずれも、お渡しした書面上は箇条書きになっているが、いわゆるマニュアルではない。
 気づきのきっかけである。
 大切なのは、自分で考え、納得したことごとを生きる指針とし、実践した結果を心の血肉として生き方を変えることである。
 変えるといっても、英語がうまくなるといった類の変化ではない。
 我執、自己中心、慢心、怠惰、などの暗雲が心から消えて行けば、おのづから、万人に偏在している心の満月が本来の光で自他の心を明るく照らすだけのことである。

 Aさんご夫妻はこれから、互いに家庭内では戒名で呼び合うと誓われた。
 もちろん、魂の色合いを示す院号(インゴウ)、この世での生きざまに顕れる徳を示す道号(ドウゴウ)、生き直しの導きとなる法名(ホウミョウ)のすべてを呼ぶのではない。
 僧名と同じ意義を持つ「~居士」「~大姉」という法名の二文字で呼び合うのである。
 それは、仏道を歩む者としての伴侶へ対する尊敬と励ましであり、同時に、自分の決心を固め、自分を戒めるきっかけでもある。
 「お前」、「あなた」が、「○○さん」、「□□さん」となった。
 お二人の生き直しはきっと、確かなものとなることだろう。
 新たな名付け親であるご本尊様が観ておられ、手を差し伸べてくださるのだからまちがいない。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。




「おん あらはしゃのう」
※今日の守本尊文殊菩薩様の真言です。どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=WCO8x2q3oeM





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