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2014
07.07

乱心のごとき真昼の蝶を見よ

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 俳人阿波野青畝(アワノセイハ)は詠んだ。

「乱心のごとき真昼のを見よ」


 最近、大量の樹木と岩石をご寄進いただき、金曜日に境内地の手入れをしてくださる方々もあり、生き生きとした緑の中で舞うたちの姿が増えたように思える。
 花の蜜を悦んでいる時はあまり目立たないが、いったん、飛び立つと、風に乗っているはずのが、小さな身体と羽で特異な乱気流を起こすかのようである。
 ソニー・クリスの豊潤なカルテットから、エリック・ドルフィーとブッカー・リトルの奔放なクインテットに変わる。

 ところで、どんなに風の強い日でも、が飛ばされて行くシーンを目にしたことはない。
 彼らは普段、草木の陰で憩うのだろうが、嵐をどうやって、どれほどの力を発揮してやり過ごすのだろうか?
 そう言えば、こんな句もあった。

「てふてふが一匹韃靼(ダッタン)海峡を渡つて行つた」


 安西冬衛が30才の時に作った決定的代表作である。
「てふてふ」は々、韃靼海峡は樺太とユーラシア大陸の間にある現在の間宮海峡である。
 韃靼すなわちタタールについて、ウィキベデイアはこう書いている。
「北アジアのモンゴル高原から東ヨーロッパのリトアニアにかけての幅広い地域にかけて活動したモンゴル系、テュルク系、ツングース系の様々な民族を指す語として様々な人々によって用いられてきた民族名称である。
 日本では、古くは中国から伝わった韃靼(だったん)という表記も用いてきた。」
 タルタルステーキも、この人々に由来する。
 が放つ玄妙で異次元的な力は、途方もない句をもたらした。

 さて、阿波野青畝には、冒頭の句の他にも忘れられない作品がある。

「水ゆれて鳳凰堂(ホウオウドウ)へ蛇の首」


 鳳凰堂の近くにある池の水面にふと、動きを感じ、よく見たら蛇が泳いでいたのだろう。
 鎌首を水面からやや、もたげて滑るように、うねるように鳳凰堂へ向かって進む蛇は、本尊阿弥陀如来へ合掌する自分と同じである。
 網膜に写る対象として蛇を観察しているはずの〈自分〉はもう、消えている。

 大日如来の『讃歎経』を現代語訳してみた。

「宇宙の真理を象徴する胎蔵生大日如来のおはたらきは、人間や獣をはじめ、山も川も草も木も自然界のありとあらゆるもの一切が、それぞれにいのちを燃やし活動する姿に証明されている。
 すなわち、宇宙に充満する仏である尊い大日如来のお身体とお言葉と、お心のはたらきが、牧場や野原で遊び、生きる馬や牛、空でさえずる小鳥たち、彼らの身体と鳴き声と心のはたらきの一切に現象として顕れていることを知るならば、この世にある心あるものたちも、鉱物などのように心のないものたちも、この世を構成するすべての存在の姿と発する音とその役割がめくるめくはたらきを見せる中に、永遠の大生命たる尊い大日如来がおられることを悟られよう。」

 以下、原文である。

大日如来の働きは○人や獣をはじめとし○山川草木(サンセンソウモク)一切が○生命(イノチ)を燃やし活動す○その姿にぞ証(アカ)される○すなわち宇宙に充満す○生命(イノチ)の象徴(シルシ)大日尊○その身(シン)・口(ク)・意(イ)の働きが○牧野(ボクヤ)に遊ぶ馬や牛○空にさえずる小鳥たち○かれらの体(カラダ)鳴き声と○意識(ココロ)の働き一切に○現象するを知るならば○この世の有情(ウジョウ)非情(ヒジョウ)なる○一切衆生(シュジョウ)の身(シン)・口(ク)・意(イ)の○働きの中永遠の○生命(イノチ)たるべき大日尊○存(ソン)することが悟られん」
(全文を音声で聴きたい方はどうど、こちらから http://youtu.be/Zmvy1_r4Eto)

 実に、芸術も宗教も、真実世界へ誘う。

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 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。




「おん あらはしゃのう」
※今日の守本尊文殊菩薩様の真言です。どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=WCO8x2q3oeM





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