--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2014
08.15

安心感の土台はどこに? ―霊団と感応する時―

2014081500052.jpg
〈河北新報様からお借りして加工した御巣鷹山です〉

 私たちは、死後はどこかへ還って行くというイメージを持ってきました。
 故郷の野山から私たちを見守っておられ、お盆やお正月にはそれぞれの家にやってきて子孫たちと共に過ごします。
 そうした年月をくり返すうちに、個別の仏様は祖霊という大きな霊団へとけ込み、この世へ転生する方々もおられれば、神の世界へと高まって行く方々もおられます。
 祖霊は家の霊団であると共に、国家的霊団にも連なっています。
 こうした共通の感覚があってこそ、日本の神道と仏教が生きてきました。
 宗教的教義がまずあって、それに生活を合わせてきたのではないところに、日本人の融通無碍(ユウズウムゲ)な宗教的感覚が培われてきたのではないでしょうか。
 共通の根を持っている私たちは、祈り方にこだわったり、争ったりはしないのです。

 8月14日付の産経新聞は、太平洋戦争の敗戦が目前に迫った時、すでに70才を過ぎていた民俗学者柳田国男が語った一言を紹介しました。
「いよいよ働かねばならぬ世になりぬ」
 戦争でいのちを落とした若者たちは、自分のいのちを失っただけでなく、親をあの世へ送り祖霊を祀る者としての役割も果たせなくなったからです。
 そして、死ねば祖霊になって子孫を見守り、子孫は祖霊に見守られているという感覚こそが日本人の持つ安心感を支えていると確信しました。
 実に、お正月とお盆は、故郷へ帰ることによって安心感をリフレッシュするかけがえのない時期なのです。

 昭和60年8月12日、群馬県の御巣鷹山へジャンボジェットが墜落し、520名もの方々がいのちを落としました。
 今年もご遺族は山に登り慰霊祭を行いました。
 マクソニックの小林社長も犠牲者の一人です。
 社長の死によって、世界に通用する日本のスピーカー作りは頓挫したように見受けられます。
 ご遺族は山へ登り、私はスピーカーに耳をかたむけました。

 私たちは、おりおりにの行方を想います。
 悲しみや淋しさや空しさや悔しさといった感情の波がおさまった先に訪れる静謐(セイヒツ…おちついて穏やかな静けさ)な時間は、きっと、心の穢れを取り除いてくれることでしょう。
 清らかな霊性が霊団と感応しているに違いありません。
 かけがえのない時期を心して過ごしたいものです。
 



 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「おん さん ざん ざん さく そわか」※今日の守本尊勢至菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。

https://www.youtube.com/watch?v=qp8h46u4Ja8





[投票のご協力をお願いします。合掌]

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へにほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 真言宗へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 悩み・苦しみ・迷いへにほんブログ村



blogram投票ボタン


スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。