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2014
10.28

生きもののいのちをいただくタヌキ、そして人間 ―増野繁治師との食事―

201410090017.jpg

 木香舎(モッコウシャ)を主宰する増野繁治師の工房に招かれ、巨大な薪ストーブで調理する海鮮料理をいただいた。
 知人が浜から送ってきたというハモやホタテなど、いつ、どこで食べたか忘れているほどの食材を、師は、いとも簡単に処理し、絶妙の仕上がりで次々と机へ並べる。
「調理はいつの間に習得されたのですか?」
「私のはすべて、見よう見まね、自己流です」

 包丁捌きや火加減や間(マ)の置き方などに感心してバカなことを言った。
「まるで、アーマッド・ジャマルのピアノですね」
「何ですか?その方は」
「間(マ)をコントロールする名人ですよ」
「間(マ)ですか……」

 また、言った。
「私のようなズボラな性分では、先生のような繊細なことはやれそうにありません」
 師の笑顔で目が光った。
「なあに、私にとっては息抜きです」
 そして、近くにある制作中の作品を見つめながら続けた。
「仕事では、何百倍も繊細になるんです」
 人それぞれが持つ感覚の距離はいかに遠いものか、プロはいかに遙かなところで仕事をするものか、真実が一瞬にして突きつけられた。

 師はさっき、ホタテなどを捌いて出た残りかすを通路向こうの草むらに投げ入れていた。
タヌキたちが食べるんですよ」
 ホクホクのホタテを頬ばりながら、ふと、リアルなイメージが浮かんだ。
〝あの闇の中で、タヌキたちも頬ばっているのか……。
 生きもののいのちを口にする仲間、家族だな〟
 尋ねられた。
「何を考えておられるのですか?」
「なあに、外のタヌキたちも一緒に食べているかと思っていただけです」
 大笑いで夜は更けた。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「のうまく さんまんだ ぼだなん あびらうんけん」※今日の守本尊大日如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=LEz1cSpCaXA





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