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2014
11.18

パチンコ依存症―始まった克服への取り組み―(その1)

201411180001.jpg
〈NHK様よりお借りして加工しました〉

 10月20日、厚生労働省は、日本人のギャンブル依存症に関して、最新の調査結果を発表した。
 ギャンブル依存症の疑いがある人は成人男性の8・8%、女性の1・8%で、全体では4・8%。
 536万人(男性438万人、女性98万人)がギャンブル依存症を疑われるという。
 ちなみに、カジノ大国アメリカでは、大学生の6パーセントが依存症とされている。

 11月17日のNHKテレビ「クローズアップ現代」は「パチンコ依存症~始まった克服への取り組み~」を放映した。
 以下、要点をメモしておきたい。

・パチンコは射幸心を煽るハイリスク、ハイリターンのギャンブルである。

・気晴らし、憂さ晴らしのつもりでいても、依存症になる危険性があり、WHO(世界保健機関)はかねて「ギャンブル依存症は治療の必要な病気である」と警告を発している。

・深刻なのは、〈本人に自覚がない〉まま、依存症の問題が年々、深刻化し続けていることである。

・依存症と戦っているAさんの証言
「負ける時と勝つ時の大きさの差が大きいほど快感度合いが大きい」
「生活が破綻しかけてもなお、自分はいつでもやめられる」と考えている」
「パチンコで勝つという頭ができてしまい、どうしてもそれを再現したくなる、刺激がもう一度、欲しくなって衝動を止められない」

篠原菊紀教授(諏訪東京理科大学)はパチンコ依存症のメカニズムを突きとめた。

1  パチンコをしているうちに分泌される快楽物質ドーパミンが興奮状態にさせる。
2  興奮を鎮め、身体を安定状態に保つコルチゾールも分泌を増す。
3  パチンコの大きな興奮により、コルチゾールもより多くなる。
4  一気に沈静化した身体には、快感欲求が生まれる。
5  本人の意志とは関係なく身体が快感を求め、衝動が抑えられなくなる。

・依存症を克服しつつある主婦Bさんの証言

「夫と子供を送り出すと、パチンコ屋へ足が向いた」
「子供が下校する時刻になっても止められず、『えいっ!』とその時を越えてしまうともう、帰れなくなった」
 Bさんは夫と別れ、中学校を卒業した娘も家に寄り付かなくなり、ガンが見つかってようやく止めた。
「やめ続けて行きたい」

・精神科医岩崎正人(岩崎メンタルクリニック院長)氏の証言

「依存症患者は現在、一ヶ月に20人ほどである。
 右肩上がりに増えており、8割が男性、そのうち半数が30台、40台である。
「依存症は、わかっちゃいるけどやめられない、心の病気である」

 ギャンブル依存症の診断基準(アメリカ精神学会)は以下のとおりである。

1  止めようと思うができない
2  やめているとイライラする
3  するために嘘をつく
4  賭け金が増えていく
5  頭から離れない
6  資金を得るために違法行為にも走る
7  他人のお金にまで手を出す
8  仕事をさぼる
9  嫌なことがある度に行く
10 損をした分をギャンブルで取り戻そうとする

 5項目以上が該当すれば依存症だが、岩崎正人氏は、「止めようと思うができない」が根本であり、派生的にさまざまな問題が起こると指摘する。
「愛好家と依存症の別れ目は、『負けたことが受けとめられず、悔しくてまた、やる』『負けるはずがない、正しい理論を掴んでいたいためであると考える』『借金しても、一発当てればいつでも返せる、どうにかなるさ』に陥るかどうかである」
多くの場合、状況を深刻に受けとめられるまでは平均、十数年を要する。
 周囲も、本人もなかなか病気であると考えられないことが深刻である

「苛立ち、自分を責めてうつ病などに陥るとより、深刻である」
「ここまで深刻化した理由は二つある。
 一つは、個人的問題であり、対人関係がうまくできない人が癒しを求めてパチンコへ走りがちなこと。
 もう一つは社会的問題であり、ハイリスク・ハイリターンの機械により、射幸心を強くかき立てる環境が周囲にあること」

パチンコ一人当たりの消費額は平成元年51万円だったのが。16年には160万円にまでなっている。

 当山にはこれまで、パチンコ依存上になった多くの方々、あるいはご家族の方々が人生相談に訪れた。
 話をし、祈祷やご加持を行い、あるいは弁護士や精神科医の紹介もした。
 ギャンブル依存症の1人は周囲に10人前後の〈被害者〉を生じさせると言われているとおり、家族などの悲惨さは目に余る。
 患者の割合が主な先進国の5倍から10倍という危険な社会問題がこれまで、放置されてきたことはあまりに情けない。

 世界中のギャンブルマシン約724万台のうち約460万台(60パーセント以上!)は日本にある。
 平成22年の統計は以下のとおりである。(GTA/The Gaming Technologies Associationによる)
 異様ではないか?
 何がこうさせているのか?

1 日  本  4590246
2 アメリカ   752520
3 イタリア   330000
4 イギリス   248000
5 スペイン   246651

 知人のジャーナリストは、マカオで取材したおりの衝撃を語ってくれたことがある。
カジノで一番の上客は誰だと思いますか?
 中国の成金です。
 二番目は、中国の政治家や官僚などの、いわゆる腐敗分子です。
 どの施設も、裏で仕切っているのは当然、マフィアです」


 台湾でも韓国でも、パチンコは禁止されている。
 平成18年、韓国で禁止となった理由は明確にされている。
「人間を怠惰にして、人生を狂わせる」

 事態はまことに深刻である。
 日本がこのままでよい理由はどこにあろうか?





 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。




「おん さんまや さとばん」※今日の守本尊普賢菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=rWEjdVZChl0





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