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2015
01.09

第五十九回寺子屋『法楽館』 ─安心はどこから来るか(3)─

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 次に、第三章について、簡単に記しておきます。

3 大日悲願

 根本仏である大日如来は、無限の過去から未来までずっと絶え間なく悟りの世界そのものを説いておられ、生きとし生けるものをお救いくださっています。
 『大日経』にはこう説かれています。

「無量衆生(シュジョウ)のために種々の趣(シュ)、種々の性欲(ショウヨク)に随いて、方便道(ホウベンドウ)をもって、各々(カクカク)に彼(カ)の言音(ゴンノン)に同じて、種々の威儀(イギ)に住(ジュウ)し、一切智々(イッサイチチ)を宣説(センゼツ)す」


 大日如来は、はかり知れぬほど多様で多数の生きとし生けるもののために、それらがそれぞれに住む世界、それぞれの性根や欲望に添った最適の方法をもって、それぞれが意味も形も理解できる姿となり、必要な智慧をお授けくださっています。

「教主如来の大悲(ダイヒ)深重(じんジュウ)にして上根(ジョウコン)上智(ジョウチ)にかたよらず下根(ゲコン)下劣の輩(ヤカラ)までも洩らすことなく摂取(セッシュ)して斉(ヒト)しく華台(カダイ)の楽を与えんとの普門(フモン)広大の御誓願なり。」


 大日如来の計り知れないお慈悲は限りなく深く、重く、徳の高い者だけでなく、性根のよろしからぬ者までも誰一人救い洩らすことなく斉しく極楽の安楽をあたえようとの偏らぬ広いご誓願となっています。
 なお、興教大師は、上根とは、み仏の世界を求める者、上智とは悟りを求める者であるとしておられます。
 また、苦界に喘ぐ者が悟りを求めて人間修行する向上の道は「上転門(ジョウテンモン)」、悟りを開いた者が慈悲心を発揮し、苦しむ者を救うために下りてこられる救済の道は「下転門(ゲテンモン)」といいます。

 私たちはなかなか自己中心的態度を離れられず、すべてが因と縁によってかりそめに存在し無常であるという空(クウ)の理に立ってものごとを観たり、考えたりすることもできません。
 だから、我(ガ)にとらわれない時間を持ちたいものです。
 大日如来真言「あびらうんけん」を至心に唱えるのは、その貴重な時間を過ごすことであり、大日如来の説法を心の耳で聴ける機会にもなります。

「もし一返を誦すれば、蔵経一千返を転ずるごとし」


 もし「あ び ら うん けん」の5文字を心から唱えれば、必ずや大日如来の光明がふりそそぎ、無限の経典類を読み、念ずる功徳と同じだけのご加護があるとされています。
 この真言法身仏(ホッシンブツ)という宇宙そのものをお身体としているみ仏を拝むものであり、よく耳にする「南無阿弥陀仏」や「南無地蔵菩薩」や「南無大日如来」とは異なります。
 私たちもみ仏の一部なので、身体としてのおはたらきを感得しても、言葉としての教えを聴いても、意をこらす観想でイメージしても、すべてが念仏となります。

「我等、今、かかる殊勝(シュショウ)の悲願に遇(ア)えるは、宿福の感ずるところと深く歓喜して、もろもろの執着を離れ篤く帰命信心をこらし、勉めて決定往生の善根を増長すべし」


 私たちがこうしたみ仏による無上の願いに会うのは、福をもたらすすばらしい因縁によるものと深く喜び、つまらぬ執着心を離れて篤く修行に没頭し、必ずや安心世界へ入れるよう、善き影響力のある行動にいそしみたいものです。
 一人たりともも、一匹たりとも、漏らさず救わずはいられないという大いなるお慈悲と、必ず救おうという大いなる悲願に発する教えを聴けるのは、み仏の子であるがゆえです。
 このありがたさを実感できれば、すでに救われていると言えるでしょう。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「のうまく さんまんだ ばざらだん かん」※今日の守本尊不動明王様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=EOk4OlhTq_M





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