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2015
03.07

恩への感謝と束縛からの脱出 ―今月の聖語─

2015030700012.jpg

 この世はに満ち、「こんまり流ときめき整理収納法」を編み出し、世界中で著書が読まれている近藤麻理恵氏は、アメリカでもこうした指導を行い、話題となっています。
「捨てようかどうかと悩む前に、山となったモノたち一つ一つへありがとうございましたと感謝してください。
 そうすると、不要な罪悪感が消えて、すんなりと不要なものの仕分けがつきますよ」
 日本人にとってごく自然な感謝の披瀝が、アメリカの人々にとっては新鮮な視点や姿に感じられるようです。

 を感じ、に応えることは人の道であり、「知らず」は「ろくでなし」と並んで、〈どうにもならない困り者〉の別称です。
 だから、隠形流(オンギョウリュウ)居合の道場では、稽古の前にこうした誓いも立てます。
を着せず、恩を忘れない」

 しかし、どうしても自己中心的になりがちな私たちは、自分の利や立場を重んじて、「~してやったのに」と恩を着せたくなります。
 一方では、気ままにしたいので、たやすく恩を忘れます。
 親子げんかの典型です。
「育ててやったのに、恩知らず!」
「勝手に生んでおいて、今さら恩で縛ろうとするな!」
 また、気の弱い人や優し過ぎる人は、恩の鎖によってがんじがらめにされる場合もあります。
 あるいは、思い切って方向転換をしようとする際に、これまでに受けた恩が足を引っぱる場合もあります。
 お釈迦様もお大師様も、それぞれ親や境遇に感謝しつつ、〈小さな自分〉にまつわる恩の束縛から離れ、真理によって生きる無限に広い道を選びました。

 お大師様はそのことをこう示されました。

「生死(ショウジ)の河は恩によりて深広(ジンコウ)なり。」

 執着心がまといつく恩やにより、この世の河は、渡りにくいほど深く広いものとなっています。
 家族間の親密な恩は強い絆となって心を育て、いのちを守りますが、そこで生じる執着心は同時に、真理・真実を探求する際に強いブレーキとなり、行く手を阻む場合もあります。

 そこから離れ、 幾度も輪廻転生(リンネテンショウ)を繰り返すうちに積み上げる福徳と智慧の宝ものは、やがて高く大きな山となって悟りの世界へ導きます。

「涅槃(ネハン)の山は福智を積んで高大なり」

 だから、ご葬儀においては、あの世へ旅立つ方が執着心によって迷われないよう、必ずこの法を結びます。

「恩を棄てて無為(ムイ…悟り)へ入ればこそ真実の報恩者ならん」

 死した今こそ、恩の鎖を離れて悟りを目指し、この世で修行させていただいたことに対する真の報恩を行おうと呼びかけるのです。

「生死(ショウジ)の河は恩によりて深広(ジンコウ)なり。
 涅槃(ネハン)の山は福智を積んで高大なり」


 この教えは実に深い世界を含んでいます。
 私たちの人生を彩る恩と
 そして、そこにまつわる執着心のありよう。
 こんまり先生流の感謝執着心の克服。
 ご葬儀の意義。
 いろいろと考えてみましょう。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「おん さん ざん ざん さく そわか」※今日の守本尊勢至菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。

https://www.youtube.com/watch?v=qp8h46u4Ja8





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