--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2015
04.19

便利な環境で長生きしつつ危機を招く私たち

2015041900012.jpg

 4月15日の産経新聞は、曽野綾子氏のコラム『生活水準と少子化の関係』を掲載した。
 その中で、日本の人口減少傾向は危険な水準に達しているが、その原因が果たして巷間言われているように、生活水準や児童保育施設などの問題にあるのだろうかという根源的疑問を呈している。
 世界中を歩いてきた氏は証言する。

「昔、東南アジアの田舎で働いている日本人たちが一様に話していたのは、当時、人口の急激な増加に悩んでいたアジア各国で『一番いいのは、早く村に電気を引いてテレビを入れることですよ。そうすれば夜することがないなんてことはなくなるわけですから。確実に人口は減りますよ』だった。」


 だから氏は、「停電の夜」を増やせばいいが、それはもうできないと言う。
 また、「貧困になれば、もっと子供を産まなくなるだろう、というのは、恐らく間違いなのである。」とも指摘する。
 不便だと人は盛んに身体を使うので性欲も旺盛になるし、機械化されなければ働き手としての子供も自然に求められると言う。
 そして締めくくる。

飢餓で人がばたばた死んでいるような土地の現状も見たが、そこで医師たちから聞いたもっとも驚くべき話は、飢餓状態になると人間の受胎率は上がるという話だった。
 おなかが空けば、セックスどころではなくなるだろう、と私は思っていたのだが、体の方はきちんと種の消滅の危機を察して増える方向に働くのだという。
 繁栄が人口を減らした、とすれば、私たちはどう方針を変えればいいのだろう。」


 日本家族計画協会が平成26年9月に行った「男女の生活と意識に関する調査」によれば、日本におけるセックスレスの男女は未婚・既婚を問わず増え続けている。
 既婚男性で一ヶ月以上性交渉がない人は36・2%、女性は50・3パーセントに上っている。
 その理由として男性は「仕事で疲れている」、女性は「面倒くさい」を第一に挙げる。
 また、性交経験率が50%を超える年令は男性29才、女性28才。
 性交への関心では「関心がない」又は「嫌悪している」が男性17・9%、女性45・2%、特に、25才~29才の男性が20・3%に急増した。

 曽野綾子氏の観察とこれらのデータは、暗い夜がなくなり、便利になると人間は、種を保存する生きものとしての存在から離れてゆくことを意味しているのだろうか?
 最近、東京都の豊島区が消滅可能性自治体とされた。
 若年女性の減少率が50・8パーセントに達したためである。
 1日に200万人の乗客数を誇る池袋駅を抱えていてすら、危機は忍び寄っている。

 病気や天災から逃れて長生きし、便利で楽な暮らしをしようと文明を進めて来た私たちは、それらが得られつつある状況で自分たちの数を減らし、生活の場を崩壊させつつある。
 人間は自然を相手にどこまでも勝者であり続けると思ってきたが、それはとんでもない勘違いだったのではなかろうか?
 人間が〈生きもの〉としての根源的ありようから離れることはきっと、何ものかが許さないのだろう。
 私たちは、私たちの危機から何を学び、どう乗りこえてゆけばよいのだろうか?




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃ まり ぼり そわか」※今日の守本尊虚空蔵菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=IY7mdsDVBk8





[投票のご協力をお願いします。合掌]

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へにほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 真言宗へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 悩み・苦しみ・迷いへにほんブログ村



blogram投票ボタン


スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。