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2015
05.06

現代の偉人伝第207話 ―プロ野球久保康友投手―

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 5月4日、プロ野球DeNAベイスターズの久保康友投手(34才)は被安打2、9奪三振、101球で完投勝利を挙げた。
 6回を終えて走者はゼロという快投に、ファンは、もしかしたら一人も走者を出さない完全試合を観られるかと期待したが、7回、先頭打者にホームランを浴び、大記録は成らなかった。
 しかし、試合後の久保康友投手は淡々としていた。

「(完全試合は)ないでしょう。
 まったく狙っていませんでした。
 (完全試合や完封は)2勝分になるならいいけど、(にも恵まれて偉業が達成できること)それ自体は意味がありません。
 僕は野球の方でを使いたくないんでね。
 人生の方でを使っていきたいんでね」


 たった101球を投げただけで勝利したことについて問われ、答えている。

「早く試合を終わらせて次の試合に備えることが大事です」
「野球は、実力と技術でがんばりたい」


 こうした言葉は耳にしたことがない。
 まず、完封勝利はピッチャーにとって最高の達成感があるはずだが、彼はそんなものを端から望んでいない。
 ましてや、飛び抜けた実力だけでなく、大いににも恵まれなければ成し遂げられない完全試合など、問題にもしていない。
 もちろん、完封すれば嬉しいだろうし、ましてや〈夢の〉と形容される完全試合なら、一試合でこれ以上の成績を残しようのない究極的はたらきなので他に比べようもない満足感などが得られよう。
 しかし彼はプロとして、そうした稀にしかできない特大の花を咲かせるようとするのではなく、常に、周囲から期待されるだけの花を確実に咲かせ続けることが使命であると考えている。
 だから今日、大勝であろうと、薄氷を踏む思いであろうと勝利という一輪の花を咲かせたなら、次の機会にまた、一輪を咲かせることしか眼中にない。
 そして、そのために自分が準備できるのは「実力と技術」だけであり、ツキなどには決して頼らない。

 そもそも、勝負事の世界にいる人たちは、ツキのありがたさも怖さも熟知している。
 幸も不も長続きしないことは身に沁みていて、幸運の時期には実を慎み、不運の時期には諦めないで波を利用し、乗り越えてもいる。
 だから、自分の力で結果を出さねばならない〈仕事〉において幸運を期待はしない。
 むしろ、何気なく暮らす日常生活においてこそ、思いがけない僥倖が大きな意味を持つ。
 よき出会いなどはその典型と言える。

 彼は平成25年、すばらしい実績をひっさげ、感謝と期待に包まれててDeNAベイスターズへ迎え入れられたおりに、こう述べている。

「DeNAベイスターズのファンや関係者の方々から『FAで来てくれてありがとう』という言葉をいただきましたが、自分にはまだお礼を言っていただく必要はありません。
 自分が皆さんから『ありがとう』と言ってもらって本当の意味で安堵し喜べるのは、自分がチームに貢献して、DeNAベイスターズが優勝した時だと思っています」


 彼は仕事師プロ)の何たるかをクールに示してくれた。
 今日、無事に結果を出し、それを次回への準備とする。
 実力と技術を高めつつ淡々とこれを繰り返す。
 見習いたい。
 



 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「おん さん ざん ざん さく そわか」※今日の守本尊勢至菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。

https://www.youtube.com/watch?v=qp8h46u4Ja8





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