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2015
08.26

性格は変えられない? ―過去世の因縁と人生の危機、そして決心―

2015082600102.jpg
〈密教世界を表す根来寺の多宝塔〉

 よく耳にします。
「生まれ持った性格(性分)だからどうしようもない」
 なぜ、性格や性分といったものは変わりにくいのでしょうか?

1 元々、その人固有のもので簡単には変わらないものを性格という

 あまりにも当然ですが、その人が〈どういう人〉であるかを表しているのが性格であり、もしも性格がコロコロ変わったならば、私たちはその人とおつき合いができません。
 私たちは、〈何ものでもない人〉や〈何ものにもなる人〉とは安定した関係を構築できないからです。
 そもそも、自分の性格が日々、変わるならきっと発狂することでしょう。
 もし、今朝起きた時、昨日とはすっかり別人のようになっていたなら、私たちは今日をどう生きればよいのかわかるでしょうか?
 少なくとも、怖(オ)ず怖ずと手探りするようにしか過ごせないのではないでしょうか。
 そして、次の朝も凄まじい変化があったなら、耐えられるはずがありません。

 性格は生まれ持ったものであり、その人が〈そういう人〉として生まれた原因は現在にも未来にもない以上、過去世因縁が〈そういう人〉として結実したのが性格であると言えましょう。
 もちろん、育ち方や生き方が性格に陰影や彩りや深みを与え、変化はしますが、なかなか大転換はできません。
 このように、姓名同様にその人を特定できるほど一定しているからこそ性格と呼ばれるのであり、変わらないのは当然です。

2 変わる場合もあるが、それは往々にして、危機がきっかけとなる

 こういう言い方も、よく、耳にします。
「あの人はすっかり別人みたいになった」
 なぜ、変わらないはずの性格が変わったのでしょうか?
 それは、その人がその人のままではいられないような危機に直面したからです。
 もしも、危機をうまく克服できれば、それは弱点や歪みが克服され、長所が伸びたことを意味します。
 もしも、危機をうまく克服できなければ、それは、弱点や歪みに負け、長所が破壊されたことを意味します。

 たとえば、好きな彼女が暴漢にからまれた時、虫一匹も殺せないほどおとなしく、ケンカをふっかけられては泣かされ、大声など出したことのない男性がその前に立ち塞がったとします。
 もちろん、足はガクガク、無我夢中かも知れませんが、気持一つで彼女を護ったならば、もう、立派な勇者です。

 たとえば、同様な状況で、いつも自分に自信があり、高慢で横柄な態度を取っていた男性が尻込みしたり、逃げたりしたならば、もう、彼は彼のままでこれまでと同じく振る舞うことでできないでしょう。
 私たちには多かれ少なかれ、自分を誇りたいという願望があるので、一生のうちに何度かはこれに似た哀れで情けない体験をし、落ち込むかも知れません。
 そうした人を見かけたならば、バカにしたり、無視したりせず、自分も同じような人間であるという立場で、そっと思いを寄せたいものです。
 の力をもらった彼は真に自分と向き合い、沈み込んだり歪んだりせず、克服できるかも知れません。
 を救うのはです。

 ただし、逃げるという手があるので、一孝と注意を要します。
 骨の髄まで卑劣な人は、自分を知らない人しかいない世界を求めて生活の場や人間関係をガラリと変え、仮そめの強気な〈看板〉を下ろさずに生きている場合もあります。
 こうした人は、以前よりも手酷い打撃を受け、骨の髄から揺さぶられるほどの痛みを味わうまで、変われないかも知れません。
 たとえば犯罪によって逮捕されるといった成り行きです。

3 人生丸の航路を決めるのは性格よりも学びであり決である

 危機によってしか、なかなか変われないとなると、自分で自分の性格を何とかしたい人にとっては困ったことになりますが、大丈夫です。
 私たちは決や覚悟一つによって、自分の願う方向へ〈生き方〉を変えられるからです。
 たとえば、バイクや音楽や旅行など自分の好きなことしかやらず、気ままに生きてきた男性が結婚し、子供ができた途端、別人のように家庭を大事にし始めたりします。
 この場合、彼は、バイクや音楽や旅行など、自分の人生そのもののような気がしていたものに没頭できないという意味でいったん、危機に瀕しています。
 そこで落ち込ませない太陽のような存在が妻であり、子供です。
 その光と温かさによって、彼のから新たな光と温かさが発し始めたのです。
 彼の中で、これまでの我がまま、短気、不精、などがいつしか克服され始めたのかも知れません。

 自分で自分の性格を「こうだ」と決めつけて長所と短所にあれこれととらわれるよりも、「生きとし生けるものすべてが苦を望まず、幸せを願っている」という真実を忘れずに、人や社会や自然と接することが大切です。
 そうしていると、その人なりに、心の太陽すなわち霊性が活性化されます。
 その時きっと性格は、佳き方向へと陰影や彩りや深みを増すことでしょう。 




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「おん あみりたていせい から うん」※今日の守本尊阿弥陀如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=4OCvhacDR7Y





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