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2015
10.11

熱かったビバップスの「リカード・ボサノヴァ」 ―名取ジャズフェスの名演―

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名取ジャズフェスにおける「ビバップス」  テナーサックス:ゴードン鈴木〉

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〈トランペット:ビクトリー今野〉

 10月11日早朝、朝の仕事を済ませ、8時15分開始の『名取ジャズフェス』へでかけ、『ビバップス』の演奏を聴いてトンボ返りした。
 途中の車内では、ビクトル・ハラのCD『平和に生きる権利』を流した。
 彼は昭和7年(1932)、チリの南部にある農民の家で生まれた。
「百姓の家の生まれですから、民衆のために、工場や鉱山の労働者をも含め、わたしの国の働く人々のために歌うのがわたしは大好きです。」(自叙伝より)
「わたしはギターを持った労働者、民衆の歌い手です。」
 彼は弾圧され搾取されている民衆のために唄い、昭和48年、クーデター勃発の際に虐殺され、40年の生涯を閉じた。
 こんな歌たちに包まれながら、ゆりあげ港朝市へ入った。

 小雨模様にもかかわらず、朝市は大賑わい。
 ソバやさんには行列ができ、活きのよい海産物を買ってバーベキューを楽しむ家族もいる。
 フーフー吹きながら天ぷらソバを流し込み、一番奥の会場に着くと、もう満席状態。
 正面に構えるカメラスタンドのすぐ横にもぐり込み、熟練の漢(オトコ)たちが繰り出すジャズの熱風に浸った。
 彼らは皆、娑婆の職業を持ったプロの仕事人である。
 合間にやる音楽にも表情にも当然、そうした人生の香りや影が表れている。

 いつものように始まった。
 相変わらず、モダンジャズの本道を愚直に進んでいる様子が好ましい。
 特に「リカード・ボサノヴァ」はほとんど神がかっていた。
 なぜか、末期の水ならぬ、〈最期のリカード・ボサノヴァ〉という思いがこみ上げ、これが聴き納めと思われ、涙が流れそうになった。
 まるで、この世とあの世の境が消えるかのようだった。
 最近は、人生相談の方々もあの世へ送る方々も皆、一段と我が身に近く、どん詰まり状態も、あるいはすぐそこにある死も、ほとんど自分のことに思えながらの法務であるせいか?
 それとも、この地で逝った方々の御霊が、弾ける饗宴の懐かしさに憑いて来られたのか?
 もしくは、途中で聴いたビクトル・ハラが、燃えるいのちの熱さに共鳴してよみがえったのか?
 演奏の最高潮にあっては、確かにこの世を超えさせつつあった。
 思えば、ハンク・モブレーが不朽の名作『ディッピン』を吹き込んだのは今からちょうど半世紀前、1965年だった。
 そのレコードは収録曲「リカード・ボサノヴァ」で大ヒットした。
 今日のビバップスは、魂とプレイの熱さにおいて、彼らに勝るとも劣らない一曲を紡いだ。
 サックスは押しまくった。
 トランペットは切り裂いた。
 トロンボーンは柔らかく、かつ、強かった。
 ピアノは歌った。
 ギターは躍った。
 ベースは大地のように支えた。
 ドラムは鼓舞した。 

 帰山しての法務を終え、夜、ハンク・モブレーのテナーサックス、リー・モーガンのトランペットを聴いた。
 さすがに彼らは隙がなく、決まっている。
 しかし、それでもなお、轟くサックス、突き破って舞うトランペットが消えた静寂の中で、ビバップスの演奏を思い出し、また、涙を覚えた。
 確かに、あれはもう二度と聴くことのできない演奏だったのだろう……。

 ビバップス万歳!
 今日、爆発した思いとエネルギーは必ずや、ゆりあげ港朝市の発展に大きな後押しとなったに違いない。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「のうまく さんまんだ ぼだなん あびらうんけん」※今日の守本尊大日如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=LEz1cSpCaXA





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