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2016
02.03

2月の運勢 ─スウェーデンやアメリカを眺める─

201602030001.jpg

 2月の運気の流れについて要点を記します。
 今月は全体的に不安定で、何をしようにも確かな具体策が見つかりにくく、もどかしい状況になりやすい時期ですが、もしも、〈変わり目〉をつかんだならば慎重かつ、確実にチャンスを生かしたいものです。
 こうした時期に大切なのは、自分が早く進みたい時ほど、皆のことを考える必要があるということです。
 他人を押しのける〈自分だけ〉の姿勢ではチャンスを失しかねません。
「おたがいさま」の気持で動けば、自分も「おかげさま」に助けられるのです。
共生」がキーワードです。

 共生と言えば、スウェーデンの「積極的労働市場政策」が思い出されます。
 充実した職業教育・失業者や転職者への手厚い教育・再就職の支援などによって労働の高い質が確保されています。
 かつてハンソン首相は、理想国家『国民の家』を目指そうと説きました。

「私たちはしばしば、社会(国や市)を、私たちの共通の家、国民の家、市民の家と見なす。
 家の基礎はコミュニティと相互依存の意識である。

「良い家では、平等、配慮、協同、援助が優位を占める。
 偉大な国民と市民の家にあてはめると、これはあらゆる社会的かつ経済的バリアをなくすことを意味する。
 社会的かつ経済的なバリアが、現在、市民を特権と不遇、支配者と依存者、富者と貧者、高額の資産のある人とそうでない人、搾取する人と搾取される人に分けている。」


 スウェーデンでは労働者の7割が3大労働組合に加盟しつつも国民全ての発展を第一とし、企業もまた社会への貢献を第一としています。
 選挙の投票率は常に7~8割、国民の総意として福祉国家が推進されています。
 権力者が好き勝手なことをせず、国民全体の意志が名実共に国家運営の主役であるという実感があるからでしょう。
 その結果、この国は第一次、第二次世界大戦でも中立を保ち、約二百年間、戦争に加担していません。

 また、「自然享受権」があり、木を伐れば必ず植えねばならず、山河や風景は基本的に「共有財産」として大切に保護されています。
 この「緑の福祉国家」は過去半世紀近く工業国としてGDPを伸ばしているにもかかわらず、エネルギー消費量は横ばいです。
「環境法典」を制定してからもうすぐ20年です。
 
 スウェーデンは遥かに遠い国ですが、同じ地球上にあります。
 学ぶ心があれば隣人と言えましょう。
 ちなみに、私たちに身近な「ムーミン」は、フィンランド人のトーベ・ヤンソンによって書かれましたが、用いられたのはスウェーデン語です。
 ともあれ、今月のような動きが緩慢になりやすい時ほど、目を広く見開き、根本的な問題をよく考え、しっかり行動しましょう。

 ところで、2月1日、アメリカ大統領選挙にけるアイオワ州の党員集会が開かれ、民主党はヒラリー・クリントン氏が辛勝しました。
 わずかな差で敗れたバーニー・サンダース上院議員(74才)の主張は瞠目すべきものです。
 彼は自ら「社会民主主義者」を名乗り、正義を求めるアメリカの社会であまりの格差は許されないと主張、その是正を政策の柱としています。
「1パーセントの人々のためだけでなく、全国民のために働く政府の実現を!」
 アメリカは、自由競争こそがバラ色の未来を招くとし、成功者が英雄視されてきた一種の実験国家です。
 20世紀になり、女性、黒人奴隷、先住民にも権利の平等が認められて以来、自由を絶対視してきましたが、今や、弱肉強食の放置は人間社会に著しい不公正を招くとして、正面から糾弾される事態に立ち至りました。
 オバマ大統領の時代になってすら、ここ3年間で上位1パーセントの富裕層は収入を4割増やし、99パーセントの人々は収入を僅かながら減らしています。
(アメリカの実態はキリスト教徒が主導する階級社会です)
 彼の公約は富裕層への増税、大企業の課税逃れの取り締まり強化、国民皆保険制度、公立大学の授業料無償化と徹底しています。
 自由競争の果てに生じる膨大な〈敗者〉や〈弱者〉を見捨てられないだけではありません。
 彼を支持する若者たちは、勝者や強者の〈層〉と敗者や弱者の〈層〉との間が途方もなく広がっただけでなく、今や、それが固定化しつつあることに対して不満どころか危機感を抱いています。
 まことに異例なことに、彼の選挙資金の7割は1口30ドルに満たない少額の寄附によるものです。

 私たちの社会は、人間が思いつく単純で単一な原理だけでは、うまくゆかないものなのでしょう。
 かつてのソ連に代表される共産主義の実験が失敗に帰しただけでなく、アメリカや日本における自由主義の実験も、あまりの弊害をもたらしてしまったことは明らかです。
 イスラム原理主義ももちろん、例外でないはずはありません。
 古人は「人の振り見て我が振り直せ」と言いました。
 人類の歴史はまだ、たかだか20万年です。
 弥勒菩薩(ミロクボサツ)が私たちすべてを残らず救い尽くしてくださるまでは56億7千万年かかるとされています。
 単純な原理を主張するだけでなく、客観的な視点を失わずに学びたいものです。
 それを基に改善する素直で、目先の利にとらわれず、地道な努力がいつの時代にも求められるのではないでしょうか。
 大統領選挙を通じてアメリカがいかなる変貌を遂げて行くのか、楽しみです。

 だいぶ、横道にそれました。
 今月は「共生」をイメージして自分の利を性急に求めず、周囲に起こる動きを冷静に眺め、全体の流れの中でつかみたいものをしっかりとつかむ智慧をはたらかせましょう。
 きっかけを見逃さないためにも、確かな宝ものを得るためにも、守本尊様へ祈りたいものです。 




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。




「おん あらはしゃのう」
※今日の守本尊文殊菩薩様の真言です。どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=WCO8x2q3oeM





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