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2016
03.15

イラク戦争と靖国神社への祈り(その22) ─写経の功徳─

2016-03-15-0001.jpg

 平成16年1月、自衛隊のイラク派兵に鑑み、仏神と祖霊のご加護で自衛隊員の無事帰還をはかるべく、靖国神社へ向かって托鉢行を始めた。
 世界の情勢が急変を見せ始めた今、そのおりの記録を加筆訂正しながら再掲しておきたい。
 不戦日本の願いを込めて。

 現在は途中から帰山して法務を行っている。

写経(3月1日)

 Aさんが、写経した般若心経を1300巻、納められた。
 ご家族について祈った分と合わせて合計1600巻にもなる。
 膨大な数である。
 己をふり返り、写経に救いを求め、一心に筆を動かした幾百時間がここに結晶していると思うと、卓上に置かれた風呂敷包みになかなか手をかけられなかった。
 深い自省の言葉と共に人生の一部を差し出された女性のお顔は、「私は何と罪深いのか」と涙するそのままに、み仏だった。

 お大師様は写経を勧められた。

「もし、真言密教を学ぶ縁のある人々が、出家者と在家者を問わず、私と志を同じくして真言密教に縁を結び、密教経典を書写し、読誦し、説かれたとおりに修行し、法理を熟考すれば、永遠とも言うべき長期間の生まれ変わりと修行を繰り返さなくても、父母から承けたこの身このままで、菩薩(ボサツ)の境地をも超えて、心中におわすみ仏を顕わにすることができるだろう。」


 また「八千頌般若経」にも説かれている。

智慧の完成を書き記し、書物の形にして安置し、供物を供えて恭敬し、祈願するならば、多くの福徳を得る。」

智慧の完成を供養する者は、全知者の知を供養したことになる。」


 至心に書く時は、我(ガ)から離れ、み仏のお智慧をなぞり、それに自分を合わせようとしている。
 ひとまとまりの文章として結晶し、完成しているみ仏のお智慧が記された経典を供養するならば、お智慧全体の供養に通じる。
 こうしたまごころを尽くす行為は、み仏のお智慧にあずかり、あやかって過ちを離れ、ご加護をいただくための道である。

 写経をしていると、自己中心の妄想から離れる。
 自分の身体と言葉と心をお手本に合わせていると、いつも自分を操っている煩悩(ボンノウ)は消えている。
 まさに浄化の時間である。

 その時、月の光を覆う群雲(ムラクモ)が離れるように、心身中のみ仏がはたらき出す。
 お大師様はその状態を「心仏に証入する」と説かれた。
 凡夫である自分の心におわすみ仏の世界へまぎれもなく、確かに入る、すなわち、み仏と一体になり即身成仏(ソクシンジョウブツ)すると説かれた。

 写経功徳は限りない。
 書こう。
 供養しよう。

 こうして、社会と国家と地球と宇宙の一部である自分の真姿、広大な心といのちの世界が顕現している自分のありように気づけば、他を害する心は起こらない。
 不害はそのままに不戦であり、共生への道である。
 そこにこそ、思いやりで通じ合う〈この世の極楽〉が顕れる。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「のうまく さんまんだ ぼだなん あびらうんけん」※今日の守本尊大日如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=LEz1cSpCaXA





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