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2016
04.07

四国の修行が終わります ―遍路での収穫―

 最終日は雨となりました。
 晴れであっても、曇りであっても、雨であっても、淡々と「ご本尊様―」「お大師様―」と心を向けられれば、いつでも、日常生活において発生する苦に縛られることはなくなることでしょう。
 その確認をしつつ、全行程の三割となる修行満願したいものです。
 昨日、各札所においてたった3回、お唱えするご本尊様の真言とお大師様の御宝号について、ドライバーの方から「ありがたい」と言われました。
 もちろん、外交辞令の意味もあるのでしょうが、私たちのチームがそろって心を聖なる世界へ向けている僅かな時間の価値を確かに感じ取ってくださったような気がして、〈来た甲斐があった〉と思えました。
 それは、毎回、唱える般若心経の根幹にもかかわることで、この経典が説くご本尊様である般若菩薩の世界へ入りきることができれば、心には何らの引っ掛かりも、恐れもなくなるのです。
 そうなっている瞬間の私たちは生き仏であり、お互いが〈ありがたい〉存在になっているはずです。

 さて、これまでに皆さんと共に感じたことの一つは、意外にお遍路さんが少ないという現実。
 今年は閏年であり、いわゆる「逆打ち」をする方々が多いせいではないかという説もありますが、それにしても、団体さんのバスらしいものをあまりにも見かけません。
 その一方で、歩く方や自転車の方が目立ちました。
 しかも、ヨーロッパ系の若い方々がチャレンジしています。
 日本人の歩き遍路は老若男女を問わないように思えます。
 四国遍路はやはり、統計に表れる〈観光客〉の数とは異なったものなのでしょう。

 高知へ入り、皆が「うわあ、きれいな海だ」と歓声を上げたあたりで、ドライバーの方からクイズが出されました。
「水平線までどのくらいあると思いますか?」
 答は意外にも、約42キロほど。
 もちろん、身長などによって視認範囲は違うはずですが、知らなかった小生はすぐにマラソンを思い出し、考えさせられました。
〝私たちは、あの水平線まで走って行こうと思えるだろうか?
 まして休まずに走ってタイムを競うなど、いったい誰が考えつくだろう?
 しかも同調者が世界から参加するとは……〟
 やはり、ギリシャ軍の勝利を知らせる伝令の走りがスタートだったことに、あらためて納得する思いでした。
 今の時代に、誰かが、「これから水平線までの競走をしよう」と言っても同調者はいないことでしょう。
 私たちを駆り立てるかどうかは、実に、イメージ次第です。
 その点で、お大師様が海を渡ったことはきっと、今の私たちの想像を遥かに超えるできごとだったろうと思わされました。

 海は荒れ、雨は横殴りに降っています。
 まさに、土佐は修行の道場です。
 満願し、飛行機が飛びますよう。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「おん さん ざん ざん さく そわか」※今日の守本尊勢至菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。

https://www.youtube.com/watch?v=qp8h46u4Ja8





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