--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2016
04.26

思いと祈り

2016-04-08-023-012.jpg
〈お大師様が虚空蔵求聞持法(グモンジホウ)を成満された土佐の御厨人窟(ミクロド)〉

 ご本尊様への祈りは、〈思う〉こととは別ものです。
 たとえば、平成26年に行方不明となった埼玉県朝霞市の女子生徒(15才)を誘拐・監禁した疑いで寺内樺風容疑者(23才)が逮捕された事件を考えてみましょう。
 若い女性を強引な方法で意のままに玩(モテアソ)ぶストーリーのマンガやアニメや小説などは巷(チマタ)にあふれており、そうした妄想(モウゾウ)にとり憑かれる男性はどこにでもいることでしょう。
 当然ながら、問題は、そうした妄想のような〈妄(ミダ)りな想念〉を持つことにあるのではなく、その現実化にあります。
 それは、思い通りにならない憂き世のことごとにムシャクシャし、幸せそうな家族を目にすると嫉妬心や憎悪や破壊欲が起こるケースも似たようなものです。
 銃の乱射事件を起こしてすべておしまいにしたいという妄想が時として起こっても、〈ならぬこと〉であるとそれを抑制し、追い払うことができて初めて、私たちは自他の尊厳や人権をないがしろにせず、まっとうな日々を生きられます。
 作家や画家や音楽家などが、頭に何を思い描こうと罰せられず、むしろ妄想も含めた創造行為である芸術作品が私たちの妄想をうまく処理してくれる場合もあるのです。

 さて、自分を追いつめそうになる〈思い〉に負けそうになるおりに最も有効な対抗手段が〈祈り〉です。
 特に、自分の身体と言葉と心のはたらきを、み仏の身口意と合致させる即身成仏(ソクシンジョウブツ)の祈りです。
 もしも誰かを好きになり、ついにはストーカーめいた行為にまでエスカレートしそうな時、好きな相手の一代守本尊様の真言観想によって相手の幸せを至心に祈れば、きっと、事件など起こさずに熱い思いを昇華できることでしょう。
 本当に相手の幸せを願い、霊性がはたらけば、相手が幸せを得るための手段が自分と親しくなることに限定されるはずはないという単純な事実に気づかぬはずはありません。

 やってはならぬことがわかっていながら、どうしてもやりたくなった時、すでに「~はいけない」という戒めによる抑制の効力は危うくなっています。
 そこではもう、心が〈別もの〉になるしかありません。
 見聞きして動く表面の心で右往左往するのではなく、み仏の徳へ合わせましょう。
 つまり、ダメな部分を抑制して否定的に改善をはかる〈遮情(シャジョウ)〉ではなく、肯定できる方向へと積極的に自分の仏心を活かす〈表徳(ヒョウトク)〉の祈りを行うのです。
 密教が戒めの遵守にとどまらず即身成仏を目ざすのは、このことに他なりません。
 困った〈思い〉に引きずられそうになった時、ぜひ〈即身成仏祈り〉を思い出し、信頼できる僧侶の導きを受けていただきたいものです。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。




「おん あらはしゃのう」
※今日の守本尊文殊菩薩様の真言です。どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=WCO8x2q3oeM





[投票のご協力をお願いします。合掌]

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へにほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 真言宗へにほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 悩み・苦しみ・迷いへにほんブログ村



blogram投票ボタン


スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。