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2016
05.19

【現代の偉人伝】第226話 ─「おから工事」を追求する中国人譚作人氏─

2016-05-19-0001.jpg
〈ネット上からお借りして加工した譚作人氏〉

 今回の偉人伝は中国の活動家である。

 平成7年1月17日の阪神淡路大震災では、6千名を超える死者、4万名を超える負傷者が発生した。
 平成23年3月11日日の東日本大震災(日本周辺における観測史上最大の地震とされる)では、1万8千名を超える死者が発生し、原発事故も重なって40万人以上が避難した。
 その間の平成20年5月11日、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州汶川県で四川大地震が起こった。
 建物の倒壊が相次ぎ、死者・行方不明者は8万人を超えたが、特に学校などの大規模公共施設があまりにもあっけなく倒壊し、多数の犠牲者が出た。
 しかし、当局の対応は鈍く、住民の怒りはおさまっていないという。
 5月13日付の朝日新聞は、投獄を味わったにもかかわらず真相解明を訴え続ける住民に取材した。
 以下、同記事「手抜き工事の再調査、求め続ける男性 四川大地震8年」を転載する。

 約8万7千人の死者・行方不明者を出した2008年の中国・四川大地震から、12日で8年。
 多くの子どもが崩壊した学校で犠牲になったが、その責任は今もあいまいなままだ。
 独自に被害を調べて逮捕され、5年間服役した四川省成都市の譚作人さん(61)は出所後、改めて中国政府に再調査や責任追及を求めている。

 発生当時、環境NGOの幹部だった譚さんは、被災地を回るうち、周辺の被害は大きくないのに学校だけが崩壊した現場をいくつも見て、疑問を感じた。
 仲間と調べ始めると、必要な資材を使わずに手抜きをした「おから工事」が疑われた。
「自分にも大学生と中学生の子どもがおり、ひとごととは思えなかった」

 3カ月かけて64の幼稚園や学校を訪ね、教師や保護者に話を聞いて原因を探った。
 詳しい調査を求めて政府に資料として渡すつもりだったが、09年3月に拘束された。
 直接の容疑は天安門事件をめぐる言論だったが、調査内容の発表を阻止する意図は明らかだった。
 政権の転覆をあおったとして懲役5年の判決を受け、14年3月に出所した。

 地震から8年が経ったが、今も「おから工事」の実態や責任の所在ははっきりせず、調査をした譚さんを訪ねてくる親は後を絶たない。
 親の一人は「この問題が解決しない限り、心の傷は癒えない」と涙ながらに語った。

 今年2月、習近平(シーチンピン)国家主席ら指導者あてに、国の調査と責任追及を求める意見書を送った。
 届いたかどうかすら分からないが、それでも譚さんは政府が唱える「依法治国(法に基づく統治)」を信じ、期待をかける。
 国が法に基づいて問題を解決し、正義を実現しなければ、市民の信頼は得られないと政府も気づいていると思うからだ。

「私の世代で解決できるかは分からない。でも、今は21世紀。政府も変わるはずだ」(四川省成都=延与光貞)


 5年間も投獄され、それでもなお「国の調査と責任追及を求める」譚作人氏の闘志は凄まじい。
 記事は、同氏が「「依法治国(法に基づく統治)」を信じていると書いたが、おそらくは、そう書かねば氏の身が危ういからだろう。
 21世紀の今もなお、地球上には(しかも隣国に!)こうした現実がある。

 そもそも人は人を支配できないし、すべきでもない。
 そこでは必ず人権の侵害が起こる。
 もちろん、社会を維持するには秩序が欠かせないので、立場や権限はある。
 便宜上〈立場上の上下〉はあっても、〈人間の上下〉はない。
 お釈迦様は2500年以上も前に説かれた。
人は、生まれでも地位や財物でもなく、生き方によって何者であるかが決まる
 そして、輪廻転生(リンネテンショウ)は生きとし生けるもの全体として起こっており、人間界に生まれるか畜生界に生まれるかもまた、生き方によって決まると説かれた。
 お大師様は生者が供養の徳を死者へ廻し向ける廻向(エコウ)の大切さを説かれ、実践された。

 私たちはこの世で、無限に広がる〈生きものの世界〉を生きている。
 また、この世とあの世にまたがる〈心の世界〉を生きている。
 人間を除く生きものの世界には節理があるだけで、節理に生きるものとしてネコもカラスも平等であり、我が利を膨らませての支配はない。
 心の世界も同様に、この世での通じ合いも、あの世との通じ合いも、心に応じて起こるだけであり、平等である。

 私たちがこうした真実から離れれば離れるほど、苦も不幸も膨れ上がる。
 人間の平等を独立宣言にうたったアメリカのトマス・ジェファーソンが奴隷に子供を生ませていたように、私たちは理想を知っていながらも、なかなかその通りにはできない。
 しかし、理想を捨てれば、人間は果てしなく人間以下のものへと堕ちる。
 修羅・畜生・餓鬼・地獄……。

 
 譚作人氏に学ぶところ大である。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃ まり ぼり そわか」※今日の守本尊虚空蔵菩薩様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=IY7mdsDVBk8





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