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2016
09.13

現代の偉人伝第232話 ─爆弾を捨てに行った警察官ハミード・アルマーニ氏─

2016-09-13-0001.jpg
〈産経新聞様よりお借りして加工しました〉

 パトカーへ爆弾らしいものを投げ込まれた警察官が、逃げ出さず、遠くまで運んで人々を救おうとした。
 にわかには信じがたい行動である。
 以下、9月11日付の産経新聞から転記した。

【米中枢同時テロから15年 市民守るアフガン移民の警官がNYのヒーローに】 

 米中枢同時テロの発生から11日で15年を迎えるニューヨークで、アフガニスタンから移民したイスラム教徒の警察官が「街のヒーロー」と称賛を浴びている。
 今夏、爆弾にみせかけた不審物がパトカーに投げ込まれたが、市民を巻き込まないために死を覚悟で避難させた。
 同時テロ後に広まったイスラムフォビア(イスラム恐怖症)が大統領選でも物議を醸す中、アフガン移民の警官の勇気ある行動は、ニューヨーカーの心を捉えている。
 この警官は、ニューヨーク市警のハミード・アルマーニさん(37)。
 7月20日夜、繁華街のタイムズスクエアでパトカーに不審物が投げ込まれ、同僚の警官が「爆弾だ」と叫び、とっさに考えたのは「周囲の数千人もの市民を巻き込んではいけない」。
 自分は犠牲になるつもりで人通りの少ない場所までパトカーを移動させた。
 不審物は爆弾ではないことが後に判明したが、この行動がメディアで伝えられると、アルマーニさんら2人の元に感謝のメッセージが殺到。
 勤務中、10分おきに記念撮影を求められるほどの人気者となった。
 
 アルマーニさんはニューヨーク市警で唯一のアフガン生まれの警官だという。
 2000年にニューヨークに渡り、翌年に同時テロが起きた。
「人種や宗教が何であれ、罪のない人々が殺害されるのは最も悲しい」。
 思いが重なったのは、戦争で疲弊していたアフガンでの暮らしだった。
「アフガンでは通りを歩くことも安全ではなかった。警察が助けてくれる場所に住みたかった」。
 故郷での日々と同時テロの経験から「人の命を助ける職業に就きたい」と願うようになり、05年にニューヨーク市警の警官となった。
 ニューヨークでの生活でイスラム教徒への偏見や差別は「終わることはない」が、「人々に話しかけて理解してもらえば、印象は変わってくる」と強調した。
 12歳の女児を持つシングルファーザーは「私はヒーローではない。ただ、一人の警官として感謝されるのはうれしい」と照れながら語った。


 同じ紙面に、テロを企てた女性のグループが摘発されたという記事が載っている。
 フランスでのできごとだ。
 これも転載しておきたい。

【パリでテロ計画、ISが女グループに指示 検察が摘発】

 パリのノートルダム大聖堂付近でガスボンベを積んだ不審車が見つかった事件で、フランス検察は9日、テロを計画した女中心のグループを摘発したと発表した。
 女らがシリアのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)メンバーから指示を受けていたことも明らかにした。
 事件は大聖堂付近で4日未明、ガスが充填されたボンベ5個を積んだ放置車両から可燃性の液体の瓶やたばこの吸い殻が見つかったのが発端。
 当局は、車両ごと爆発させる計画だったとみて現在、7人を拘束中。

 このうち15~39歳の女5人が計画の中心メンバーとされ、19歳の女は車両の所有者の娘。
 過去にシリア渡航を図り、情報機関の監視対象だった。
 所持していたカバンからISへの忠誠を誓った文書が見つかった。
 また、23歳の女は6月のパリ郊外での警察幹部殺害容疑者の男の婚約者で、容疑者が事件で射殺後、7月に仏北部で発生した教会襲撃事件の容疑者の男と婚約していた。 両事件ともISが犯行声明を出した。
 モラン検事は記者会見で「テロ組織は男だけではなく、若い女までも利用している」と強調した。


 自分のいのちを捨てても人々を救おうとする人がいる一方で、自分のいのちを捨ててまで人々を殺そうとする人もいる……。
 ──自分のいのちに執着せず、死を厭わない人々。
 死の恐怖をどう超越するかによって、行動は天と地の違いになる。
 もっと淡々とその向こうへ行った人もいる。
 お釈迦様の弟子ウハセンナだ。
 
 彼は、王舎城に近い森林の洞窟で瞑想するのを日課としていた。
 ある時、何かが身体を這い、咬みついたことに気づいた。
 それは、咬まれたら助からない毒蛇だった。
 ここで死ねば皆に迷惑がかかると考えた彼は、修行仲間の舎利弗(シャリホツ)を呼んで、洞窟から出してもらうように頼む。
 舎利弗は彼の顔色がちっとも変わっていないことに驚いて、本当に咬まれたのかと訊ねる。
 彼は平然と答える。

舎利弗さん。
 この人間の身体は四大(シダイ…地・水・火・風)の集まりで出来た塵芥にすぎないのではありませんか。
 私とか、私のものとか云ふ考えからはなれてゐる私達は、本来空(クウ)なのですから、空なものが毒蛇に噛まれたって、顔色が変わるわけはないでせう。」(武者小路実篤著『釈迦』より)


 仲間の手で巌窟から出された彼は、毒が回っても瞑想したまま何も語らず、従容として涅槃(ネハン)に入った。
 お釈迦様も彼の死に打たれたという。

 私たちはこの世をどう観ているのだろう。
 自分のいのち、他人のいのち、生きとし生けるもののいのちをどう考えているのだろう。
 死生観、人生観によって、生き方も死に方も千差万別だ。 
 8月6日号『週刊ダイヤモンド』の調査発表によれば、3分の2近い人々が「自分の死」を考えたことがある一方で、「死生観」を持っている人は1割もいない。
 ハミード・アルマーニ氏、女性テロリストたち、ウハセンナは、そんな私たちを立ち止まらせる。
 しっかり立ち止まり、どう生き、どう死ぬか、自分自身の頭で考えたい。




 原発事故の早期終息のため、復興へのご加護のため、般若心経の祈りを続けましょう。
 般若心経の音声はこちらからどうぞ。(祈願の太鼓が入っています)
 お聴きいただくには 音楽再生ソフトが必要です。お持ちでない方は無料でWindows Media Player がダウンロードできます。こちらからどうぞ。



「おん あみりたていせい から うん」※今日の守本尊阿弥陀如来様の真言です。
 どなたさまにとっても、佳き一日となりますよう。
https://www.youtube.com/watch?v=4OCvhacDR7Y





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