宮床開運守本尊 大師山 法楽寺 〜法灯により法友とともに法楽に住せん〜

2008-08

ひとつぶ

 食事の前に合掌して唱える文言があります。

「一粒(イチリュウ)も天地の恵み、己(オノ)が身を他に与えて自他を養う定めの食物と天地に感謝し、おいしくいただき身と心とを養わん。いただきます」

 たった一粒の米であっても、それができるためには、水、肥料、光、温度などさまざまな要因がすべて満たされなければなりません。
 虫に食べられないことや台風などに倒されないことも間接的な要因であり、さらに私たちの口に入るためには、農家の方の無事な刈り入れを初め、どれだけの要因があるのか数え切れないほどです。

 やっと実り、無事食卓までたどりついた一粒の米たちが、自分たちのいのちを捨てて私たちのいのちを養ってくれています。
 食べ物となるいのちと天地として表れている仏神へ感謝せずにいられましょうか。

 托鉢で生きながら、手に持った鉢へいただく硬貨一枚一枚の重さを実感し、一握りの米のありがたさを知った私は、食べ物をおいしくいただかなかったことはありません。
 料理に味付けの上手下手はあっても、食べる私にとって〈まずい料理〉はないのです。

 そんな一粒の大切さを知った人たちが、仙台市太白区にカフェを開きました。
 『ひとつぶカフェ』です。
 集う善男善女が一粒のありがたさを語り合ってくれるなら、とてもありがたいことです。

法楽寺のサイトも是非ご覧ください


テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

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Author:住職 遠藤龍地
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